こんにちは!三浦です。
シールドケーブルって皆さんご存知ですか?
ケーブル内の一番外側に付いている、こいつです。
今回は、そんなシールドケーブルのご紹介いたします!
【シールド】とは?
日本語では「共通導電層」と呼ばれ、銅あるいはアルミニウム等の金属の編組線orスパイラル巻線、または金属箔を指します。
これらは、ケーブル外の電気的ノイズ信号による影響を軽減し、機器を保護する効果があります。(静電シールドケーブル)
また高圧配電用途では、ケーブル内の電磁波の発生を抑制する為に用いられます。(電磁シールドケーブル)
つまりは、ケーブル内外から発せられる電磁波を、導体や他の機器から保護する為のものという事です。
楽器をやられている方は、よく楽器用のケーブルの事を「シールド」と呼びますが、実際はケーブルの中の一部の名称を指して使われます。
では、弊社で在庫しているシールドケーブルをざっくりとご紹介致します!
まずは、一般的なマイクシールドケーブルの『MVVS』。
こちらのシールドは、横巻きタイプで芯線に対してスパイラル状にぐるぐるとシールドが巻かれています。
それにより加工性に優れるのと、編組タイプと比べて外径が細くなる特徴があります。
導体径のラインナップも豊富で、0.08sq〜2.0sqまで在庫しています。
こちらのVSVCも一般的なマイク用シールドとして使用されるケーブルですが、2芯〜24芯と幅広い芯数を在庫してございます。
導体径は0.18sqになります。
続いてはこちらのシールドケーブル。名前の通り、柔らかくて可とう性が良いのが特徴です。
フレキシビリティを要求される環境に適しています。
導体径は芯数によって異なります。
詳細はこちらから。
また先ほどご紹介しましたVSVCにも、柔軟性があるS-VSVCという商品も御座います。
続いては、ツイストペアのシールドケーブルです。
ツイスト構造は、耐ノイズ性に優れ、ケーブル同士の信号が干渉し合ってしまうクロストークへの特性も良好です。
高速信号回路の配線などに適しています。
弊社で在庫しているツイストペアシールドケーブル、FKEV-SBとSPMCの違いですが、
FKEV-SBは、導体径が豊富(在庫品は0.3sq)な点と、編組シールド+アルミ箔付プラスチックテープという二重シールド構造な為、高い耐ノイズ性を発揮します。
SPMCは、0.15sqと細いので屈曲性に優れていて、一本一本のケーブルのシースカラーが異なっています。
ケーブルだけでなく、シールド自体も取り扱っています。
編んだ導線にスズメッキを施した編組線です。
可とう性に優れていて、車のアース線等に使用されています。
アラミド繊維を芯材として、スズメッキを施した編組線です。
伸縮性、屈曲性に優れており、口径を広げる事も可能なので、コネクタ付のケーブルを挿入する事が可能です。
極細スズメッキ銅線を、メリアス袋状に編上げ、電磁波障害防止用テープです。テープという名前ですが、粘着はないです。ケーブルにハーフラップ状に巻いて使用します。
導電性や加工性に優れた電解銅箔に、アクリル系粘着剤を塗布したテープです。
銅箔は機械的強度に優れている点も特徴です。
アルミ箔にアクリル系粘着剤を塗布したテープです。
シールドとしてはもちろんの事、アルミやステンレス製品の継ぎ目用としてもお使い頂けます。
銅箔と比較して、アルミ箔は柔軟性に優れている特徴があります。
シールド効果を持つ製品は、他にもあるのですが、シールドケーブル全てを紹介すると、とんでもなく長いブログになってしまいますので…。
お探しのシールドケーブルや、ノイズ対策アイテムがわからない!
という方は、お気軽にお問い合わせ下さい!
以上、三浦でした〜
0 件のコメント:
コメントを投稿