2012年12月16日日曜日

GAMA ROCK FES 2012 REPORT !

2011年3月11日の東日本大震災直後から、宮城県塩竈市出身の写真家平間至氏とATSUSHI氏(Dragon Ash)は、塩竈市を拠点に支援活動を続けてきました。
そして、約1ヶ月後の4月17日、現地の為に、塩竈市沿岸にあった元ロイヤルホームセンター駐車場でライブと炊き出しを行いました。
そのライブは、全く先が見えない不安な状況のなか、生の声、生の楽器をきっかけに皆の力が一つとなり、被災地の人々の心に灯りをともし、優しさと希望を分かち合うことができました。
以降、一年間で50回以上、足を運び支援活動を続け、現地との交流を深めてきました。さらに継続的な活動を考えた時に、以前から構想を抱いていたGAMA ROCK FESを、塩竈で、塩竈の為に2012年9月22日に開催することとなりました。音楽、食、ARTを通して、塩竈の魅力を伝える事と塩竈の街が元気になっていく事を願っている
GAMA ROCK FESをレポートします。



主催の平間至氏は写真家でありながら、自身もプレーヤーであり、ケーブルへの造詣が非常に深い。
今回のGAMA ROCKでは平間氏のたっての要望で、OYAIDE/NEOのケーブルによるワイアリングが(敢行)施されることになりました。
ただ今回はフェスというかたちのため、じっくりと各パートのセッティングを吟味してということは難しいため、サウンドのベースアップを主眼においたものを目指すことになりました。





当日、現場でのセッティングをチェックすると、卓エリアは打合せ通りのワイヤリングとなっており、QAC-202がふんだんにつながれている。
ここのワイアリングがモニターの返しなども出されており、外音だけではなく演者のモニターする中音といったところでもQAC-202が一役かんでいることになる。
またトークバック用のマイクにも贅沢にQAC-202が使われていたが、ここは愛嬌ということでしょう。

一方ステージ上は基本的に差し替えのないドラムのマイクがQAC-202で統一されていた。緑のQAC-202で揃ったドラムのマイキングはなかなかのインパクト。
QAC-202は艶のある音が特徴で、ドラム、特に皮ものは倍音成分の表現という意味でもマッチすると感じる。
またサスティンが長めの特徴もトップやエアーをおさえる場面でも有効。
芯のある音を捉えて表現するという意味で、ナチュラルプラスαを引き出すことに長けているQAC-202は、音作りをする側からはとても扱いやすいケーブルのようである。





楽器マイク用ケーブル:QAC-202各種
ステージ用電源タップ:MTS-6 + BLACKMAMBA
           OCB-1 SX
楽器用ケーブル:FORCE'77G(アーティスト任意)
Vocal用マイクケーブル:PA-02(アーティスト任意)
卓周り電源タップ:MTS-6 + BLACKMAMBA
         OCB-1 SX
卓周り各種ケーブル:QAC-202各種




今回、音響を担当するのは、一級舞台機構調整技師である岡田辰夫氏。

FESの出演者とタイムテーブルをみながら打合せを進め、アーティストの入れ替わりの多さを鑑みつつワイヤリング用ケーブルを選定しました。


またこの日の出演アーティストはアコースティック寄りなラインナップが多かったのだが、OYAIDE/NEOとゆかりのある出演者が多く、こちらが用意しなくても愛用のOYAIDE/NEOケーブルを持参したアーティストも多かった。
それでもさすがに電源タップまでは持ち込んでおらず、ステージにOYAIDE/NEOの電源タップがあることを伝えると(いい意味で)驚いた様子。

FUJIやサマソニのような規模ではないにせよ、複数のアーティストが出演するFESでQAC-202がステージにあり、MTS-6やOCB-1 SXがステージで使えるようにセットされている。
大規模なFESと違い小回りが利くという点がプラスに作用した面はもちろんだが、いい音を届けたいという平間氏をはじめとするスタッフの熱意があってこそのものであることは疑いようがない。





FES後、PAチーフエンジニアの岡田さんより下記のコメントを頂きました。


電材による音の違い・・ GAMA ROCKはFESという性格上、ケーブルを最初から使用していたのでどのくら違うかはっきりとはかりかねますが、私は通常品との音の違いが確実に出ていたと思います。
PA機材を提供してくれたライブクルーの担当者も普段とは違う「音の良さ」を実感していたようです。私もシステムをチューニングをする段階で「このままでいいね!」となったのも事実です。

限られた時間内で迅速にセッティングを繰り返す必要のあるFESでは、出音のクオリティーが計算できることはPAサイドにとってストレスが軽減されて、結果迅速に作業が進められます。

OYAIDE/NEO製品を使用した皆さんが同じ意見と思いますが、無駄な音が聴こえないというか・・シッカリしたサウンドに変化しているのは事実です。
また、演奏者サイドからみても、アーティストが自分のケーブルをオヤイデ製に交換する・・ これはいくらかの出費になりますが、明らかに変化を味わえるでしょう。とくにインピーダンスの高い楽器信号の伝送には効果的です。







ちなみに、当日のバックステージには塩竈の美味しい食材がたくさん用意してあり、生ガキ、さんまの塩焼き、海老の塩焼き、笹かまぼこ、仙台屋食堂の中華、などなど頂きました。
とても美味しかったです!

来年のGAMA ROCK FES も楽しみですね。

当日のLIVEの模様は地元宮城のニュースでも報道されていて、その番組の女性アナウンサーが、会場となった塩竈市みなと公園について、
「この公園、本当に音がいいんですよ!」
と言ってました。



・・・・・音がいいのは、「公園」じゃないですよ!!




佐々木でした。

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