玉に嫌われているので球技は得意ではありません、悪しからず…
いよいよ年の瀬、皆様どうお過ごしでしょうか?
オヤイデ電気は27日を持ちまして年内の営業を終了しております。2015年は1月5日月曜日より営業開始ですので、どうぞ来年度もよろしくお願い致します!
というわけで8日間のお休みを頂けた訳なんですが、個人的に二十歳前辺りから年末年始にゆっくりと休める事が無かったので、この8連休は純粋に嬉しいです!(歓喜
とは言いつつ、報告書作成したりケーブル作ったりCDJに行ったりと寝正月をするような暇は一切ないんですけどね(笑
さて年内最後の更新と成ります今回の記事ではハンダがどの程度出音に影響するのか、というのを調べてみようと思います。
もちろん毎度の事ながらDCケーブルにて比較を行いますよー、結果次第ではギターなどのシールドでも試してみたいですね。
ちなみにオヤイデ電気ではオーディオ用途などで使えるハンダを10種類以上 取り扱っています。
その中から今回使用するのは楽器弾きの方々にはメジャーなkester44
と、オヤイデ電気オリジナルハンダのSS-47
この2種を使って比較を行います。
単純に2種を比較するだけじゃ面白くないので、
ホット:kester44/グランド:kester44
ホット:kester44/グランド:SS-47
ホット:SS-47/グランド:kester44
ホット:SS-47/グランド:SS-47
![]() |
左から K-K : K-S : S-K : S-S の組み合わせのケーブル。 |
という組み合わせを用意してみました。
使用しているケーブルはUL1430-18 ツイステッドです。
僕は普段kester44で結線するのですが、稀にSS-47を使ってDCケーブルを作る事もあって、よくよく考えると比較してみたことがなかったのでどういう結果になるのか楽しみです。
比較環境はいつも通りMy JazzmasterとMicro Crush、それに電源による効果がわかりやすい歪エフェクターを使用しています。供給元はPedalPower2+です。
エフェクターはLeqtiqueさんのMARをクランチ程度のセッティングにして試しました。
(早いとこ音を録る環境を準備したい次第です…)
ではでは、早速参りましょう!
先ず、ホットとグランドが両方kester44で結線したケーブルですが、中域の押し出し感がありギターには気持ちの良い部分が出てきてくれます。確かkester44は錫の含有率が60%だったのでその部分が出音に影響しているのでしょう。
それに対して両方SS-47で結線したものは高域のきらびやかさが増し、1〜3弦の響きがより明瞭になる印象です。 銀入りハンダであるSS-47の特性の一つですね。
では、ホットとグランドに別のハンダを用いたものはどうだったのか?と言いますと、面白い結果が出ました。
結論から言いますと、
「グランド側に使用したハンダの特性が色濃く出て、尚且つホット側のハンダの特性も下に重なるように反映される」
ちょっと説明し辛いんですが、ホット:SS-47・グランド:kester44の場合、kester44の中域の押し出し感が前に出てきますがSS-47の高域のきらびやかさも後ろの方に合わせ持つ形になります。
ホット:kester44・グランド:SS-47の場合ですと、逆の効果が得られました。
個人的にホット:SS-47でグランド:kester44の組み合わせがギターの歪に使う場合、気持ち良い色付けになると思います。
![]() |
ホット:SS-47/グランド:kester44で結線したケーブル。 |
2種類のハンダで4通り試しただけですがしっかりと違いは感じられましたので、他の種類のハンダと組み合わせてみた時にどうなるのか試してみたくなりました!
この結果がギターのシールドなどにも応用できるとすれば面白い事が出来そうですね!
んー、如何でしたでしょうか?
ちょっとわかりにくかったですか?僕もそう思います(苦笑
音源をあげて実際の違いを聴いて確かめてもらいたい気持ちで一杯です!
録音用機材は手元にあるんですが、設定したり使い方を覚える時間を作れませんすみません!この役立たず!(自戒
来年度からはその辺もしっかり勉強して、わかりやすい記事を書いていけたらと真剣に考えておりますです、はい。
ともあれ、今回も僕の思い付きにお付き合頂き有難うございました!
実際に色んなハンダで試してみてもらいたいです。
更にハンダの種類を増やしたpart.2〜も準備中ですので、よければまたお時間のある時にのぞいてみて下さい。
それでは、本年も有難うございました。
また来年お会いしましょう!
良いお年を!
本多でしたー