2014年12月14日日曜日

オヤイデ式ケーブル道(仮) ~おさらい!DCケーブルに使える配線材の巻~

こんにちは(こんばんは)本多です。

今年は例年より冷える気がするのですが気のせいでしょうか?

九州の田舎育ちの僕にとって東京の冬はなかなか厳しく感じます...






今回はDCケーブルの自作に使える配線材について

何度も紹介させて頂いていますが、どれがどういう音傾向でどういう効果があるのかっていうのをそれほど詳しく書いたことが無かったと思いますので、簡単な総集編という形でいくつかをピックアップして再度ご紹介させていただきます!

作り方は以前の記事を参考にして下さいね
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Bx-s

BX-Sは錫メッキ銅線に架橋ポリエチレン被覆で、一般的に電子機器やエフェクター等の内部配線材として使われる電線です。

DCケーブルで使いますとミッドに押し出し感のある元気な音になります。

オーバードライブやディスとーション等の歪系エフェクターとの相性がいいですね
元気な音特性は空間系やモジュレーション等、様々な種類のエフェクターに合わせやすいです。

お値段もリーズナブルですし加工する際も熱に強いので扱いやすく、DCケーブルを初めて作る人にもオススメできる線材です!



Bx-sで作成したDCケーブル
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・BELDEN 8503

ギターなどの内部配線材として有名なベルデンの8503です。
こちらは0.3sq相当のスズメッキ線にPVC(ポリ塩化ビニル)被覆となっています。

DCケーブルに使いますとBx-sと同じような抜けの良い元気な音になりました。
音の圧も少し増した様に感じます。こちらも歪エフェクターに合わせて使って頂くのをオススメします!

ギターの配線材として買ったモノが余ってる方は試しに作って使ってみて下さい。
個人的にギターで歪に使ってみて凄く気持ちの良い音になりました!

4本で編んで作ったDCケーブルです
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モガミのOFC(無酸素銅)を使用した内部配線材2515です。被覆はポリエチレンです。

色々なメーカーさんから出ているシールドやDCケーブルのシースを見てみると”OFC”という文字をよく見かけます。それぐらい実は普段良く耳にしている音でもあるんです。

DCケーブルに使いますとドンシャリ気味な元気な音が飛び出してきます。
ハイからハイミッド辺りが強い印象でしょうか、キラキラ・ギラギラした感じの音になります。
歪にはもちろん色々なエフェクターに合わせられます。

以前から使っていたCAJさん等のハイグレードDCケーブルと2515で作ったケーブルを比較してみたのですが、ほぼほぼ同じ聞き慣れた音が飛び出してきました(笑

先の二つより値は張りますが良い導体で作ってみたい方にオススメできます!


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HW-18

今は無きPCOCC(単結晶状無酸素銅線)の内部配線材HW-18です。被覆にはポリオレフィン系素材をしようしてあります。
(※ハンダ付けの際、熱にあまり強くないですので少し作業が難しいかもです…)

DCケーブルに使いますとハイとミッドが飛び出してきます(ローは出てこないわけではありませんが若干控え目です)。レンジが広くレスポンスも早いのでクランチからオーバードライブ、ディストーションにまで幅広く合わせられます。またディレイなどの空間系で使用した際の空間の広がり方や残響音がたまらなくきれいです。

凛として時雨のTKさんがエフェクターの供給に使っているDCケーブルも同じPCOCCを使ったシールド線で、そのシールドケーブルは残念ながら販売終了となっていますがこちらはまだ本当にわずかですが秋葉原のお店に在庫があります!(赤と白のみです!)

こちらはディレイなどを多用するギタリストさん達にぜひとも試していただきたいです!


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惜しまれつつも生産終了となりましたPCOCC-Aを使用した配線材UL-1430です。
被覆はXLPVC(照射架橋PVC)です。

ポータブルやオーディオでこの導体の音の傾向をご存知の方は多いと思います。
迫力のあるローや突き抜けるハイ・強い押し出し感やスピード感のある音、等々…
DCケーブルで使ってもその特性は余すことなく発揮されるのです!

PCOCCと同じくワイドレンジ・ハイレスポンス・ハイスピードですので、どんなエフェクターに使っても出音に気持ちの良い効果をプラスできます。
これは正直モディファイと言っても過言じゃないくらいの効果を付加できます!
(ローが良く出るエフェクターに使うと更に出すぎてうるさくなるので注意が必要です)

こちらはまだまだオンラインストアでも秋葉原のお店でもお買い求めいただけます!
一番効果がわかりやすい線材ですのでぜひとも試してみてください!!
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以上となります。

個人的に試してみて使いやすそうな線材をピックアップして紹介させていただきました。

単なる電源供給用のケーブルとして扱うのではなく、出音を決める要因の一つとして皆さんの音作りに生かしていただければと思います。






そろそろ電源周りではないことも紹介していきたいですね(笑

個人的に色々試したりしてますので、えぇ



それでは、また次回



本多でした~

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