2014年7月25日金曜日

X5とE12、うちにある導体イロイロ使って繋いでみた。

先日のFiiO新商品ご案内のブログの最後に
X5E12を接続するにあたり、どんなケーブルが良いのか?
ケーブルガイキチ(チガウ)ヨロズ取り扱いの我々オヤイデ電気が
持っていて使えるケーブルをとことん使って試してみた訳であります。
試したのは店舗の横山(←80sパンク好き)と齋藤薫(←激情型ハードコア好き)です。
…自己紹介しながら読者に不安を与える新たなチャレンジです(スミマセンスミマセンスミマセンスミマ

では早速。ルールは簡単。
この状態↓


で、このケーブル達↓


を繋いで、イヤフォンは当店で X5をお買い上げ頂くと必ず付いてくる



ZERO AUDIO製イヤフォン ZH-DX200-CT
で試聴し、5点満点採点で1番相性が良い物を決定します。
1番を決めるってところと、あくまで上記組み合わせで固定なので若干辛めに評価しまっせ。

比較の基準になるようにまずはHS-6に付属されるHPC-23TNから試聴。

では早速いってみましょー。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

『HPC-23TN(PCOCC-A)/P-3.5SR』
(※HS-6に付属するケーブルとは仕様が異なります。悪しからず!)






薫:基準として☆3点☆
レンジが広く、バランスが良い。ジャンルによってはその「バランス感」が「物足りなさ」になってしまうとも言えそう。

横:基準として☆3点☆ 
X5直挿しに比べ音圧があがるものの、バランスがよくシャープさも兼ね備えてる。イヤフォンに因っては若干全体的に派手さが気になるかも。




_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

いっぱいあるんでがんがんいきます。お次。
①『オヤイデ製 HPC-MSS』





薫:☆3.5点☆
同じPCOCC-Aである23Tと比べてもタイトさがありワイドレンジな好みの音。しかしカチッとしてはいるものの、音の線がやや細め。

横:4点☆
まずもって取り回しよくコンパクトに接続出来る。音質的には23Tより派手さが抑えられつつ粒立ちがよく低域のアタック感もよい。少し低域が膨らみ気になるかもってところで減点1。




_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

次は導体を変えて…
②『MOGAMI 2514 OFC0.5SQ/P-3.5G』



薫:☆2点☆
低域が強調され、中域はぐんと豊かになった。ただし、レンジが狭く、音の輪郭が丸くなる。
横:☆2点☆
中低域にガッツがありキックのアタック感が心地良い。あと見た目がキカイダーみたいでカコイイ。
ただしPCOCC-Aに比べるとレンジは狭まる為、ハイファイ感が薄れバランスも少し悪いかも。

・・・って事は・・・
もしかしたらシルバーロジウムメッキのプラグにしたら
もっと良くなる可能性あり!
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

お次は同じOFCでも単線。
③『アムトランスOFC0.4mm単線金メッキ/P-3.5G』






薫:☆3点☆
単線になったからか、音が面で鳴る感覚。イヤホンとの相性もあるのかもしれないが、アタック感に高域の刺さりが加わり、聞き疲れをするかも。
横:☆2.5点☆
同じOFCだが単線の為、よりパンチが効いたスピード感あり。ただしやはりPCOCC-Aに比べレンジが狭く、X5の良さが出し切れない印象。






_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

次もOFC単線ですがポータブルではちょっとレアなケーブル。
④『47研究所 STRATOS 0.4mm(OFC)/グランド:4N純銀0.5mm単線/P-3.5SR』





薫:☆5点☆
アムトランスより情報量が多く、濃密な出音。バランスよく濃密で欠点が無い。ここで5点満点を出してしまった事が後に悔やまれる事となる……
横:☆4.5点☆
同じOFC0.4mmのはずなのに見違えるような透明感のあるサウンド。レンジ、スピード感、バランスすべて文句なし。音楽的にも聴いていて楽しい。難点は少々硬いところか。



_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

別導体その②
⑤『武藤製作所 オーグライン/グランド:4N純銀0.5mm単線
/P-3.5SR』




薫:☆3.5点☆
想像していたより音に滑らかさがあり広がりも併せ持っている。中域が悪目立ちしてしまう。
横:☆3点☆
広い帯域で艶感があって、中域の情報量が多め。このイヤフォンだとややスピード感が物足りないかってとこと、とトランジェントが甘く感じたので3点っす。





_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

オーグ続き!
⑥『武藤製作所 オーグライン+α/P-3.5SR』




薫:☆4点☆
音の広がりが心地よい。定位がやや下がりコシがあるサウンド。音場が広いからか鳴りが拡散しジャンルを選ぶ恐れあり。
横:☆3.5点☆
ノーマルのオーグに比べ更に伸びやかで広い音場を感じる。でもやっぱりスピード感が物足りず。



・・グランドを純銀線にすればスピード感があがる
可能性ありなんじゃ・・・




_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

3番目の別導体!
⑦『4N純銀0.8mm単線/P-3.5SR』





薫:☆4点☆
音のスピード感◎。アタックも伸びも再現率が高く感じられる。澄んだ音ではあるが高域でも刺さるところは刺さる感じ。
横:☆4点☆
非常に引きしまった音像。パワー感、スピード感も申し分無し。雰囲気よりは質実剛健な音という感じ。意外と金物もうるさくない。これも若干ケーブルの硬さが問題か。




_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

次も純銀線。
⑧『オヤイデ FTVS-910(5N純銀1.05mm)/特製改造プラグ(ロジウムメッキ)』


ふ、太・・・


薫:☆1.5点☆
澄んだ音で、原音の再現度も高いのでは。この堅さから、やはりポータブル向きではないと悟った。鳴らしきれる環境こそこのケーブルの存在意義なのだろう。
横:☆0点☆
濁りがまったくなく、澄んだ透明感。精細で中高域が非常に気持ちいい。が!太すぎて実際での使用は多分無理っす・・・なので0点。





_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


まさかの④番手47研STRATOSが1位!さらなる高みを求め、
聴いてみてプラグのハイブリッド化したら更に良くなるんじゃね?
ってことでソッコーやってみますた。


⑨『47研究所 STRATOS 0.4mm(OFC)
/グランド:4N純銀0.5mm単線/P-3.5SR+P-3.5G』




薫:☆5点☆
私的5点満点を超えた秀作。ガンダムで言うところのHi-νガンダム。ロジウム+ロジウムのバランスに付加。個人的な好みは金メッキを入力側に使う事で得られる、バランスの良さを後押ししてくれる更なる濃密さ。万遍なくアガる。
横:☆5点☆
先に試したシルバーロジウムメッキプラグのバランスは崩さず、金メッキプラグかシルバーロジウムメッキプラグかを出力側・入力側かを変える事によってお好みのチューンナップが可能に!文句なしの5点っ!

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/



という訳でX5E12を接続しZERO AUDIO製イヤフォン ZH-DX200-CTで聴く場合の
最高のケーブルは・・・
⑨『47研究所 STRATOS 0.4mm(OFC)
/グランド:4N純銀0.5mm単線/P-3.5SR+P-3.5G』
という我々も驚きの結果となりました。

想像もつかなかったこの事態……
百聞は一聴にしかず。
今回作ったこのケーブルを店頭にて展示いたしますので、
ぜひご試聴してください!



・・・
そして・・・今週末はセールのラスト・・・
FiiOのアウトレットがまだあります!なんとX5E12若干数あります!

そこで今回は特別に・・・店頭で「ブログ見ました!」
と仰って頂き、
アウトレットでも正規品でもX5もしくはE12
(もちろんE12DIYでもっ)
お買い上げ頂きました方には上記比較した
ケーブルのお好きなものをプレゼントします!
(申し訳ありませんがFTVS-910は無理がありすぎるので除外とさせて頂きます。)


詳細は店員まで!
皆様のご来店お待ちしております!!!!

0 件のコメント:

コメントを投稿