2015年1月19日月曜日

オヤイデ式ケーブル道 ~ハンダのチカラ・ラインケーブル編~

 本多です、PCのバックアップを怠っていたせいで色々と取り返しのつかない事態に陥りました。
本多です、マジでどうしよう…

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 個人的なことはさておき、本日はいきなり本編へと参りましょう。

前回、前々回とDCケーブルの結線において、使うハンダの種類や組み合わせでエフェクターの音色への色付けがガラッと代わる、という内容の記事を書いてきました。


ハンダの種類で色付けが代わるっていうのは当然といえば当然の事なんですが、ホット側とコールド側のハンダを別にすることで「コールド側のハンダの特徴が前面に出てきて、かつホット側のハンダの特徴もレイヤーで下に重ねたように出てくる」という大変興味深い結果が出ました。





ではこの結果、DCケーブルだけに適応されるものなのでしょうか?



ラインケーブルではどうなのでしょう…?



今回はそれについて検証を行いました!


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 今回ラインケーブルにはオヤイデNEOのG-SPOT CABLEを使用しました。ハンダはkester44(以下K)が使用されています。


これに、ホットをK・コールドをSS-47(以下S)で結線したものと、その逆パターン(ホットをS・コールドにK)のものを作成し比較しました。

金メッキプラグの方がホットをS・コールドにK
もう片方が
ホットをK・コールドをSで結線しています

手持ちに金メッキのものがありましたのでこれも加えて、ついでにプラグのメッキでの音の違いも一緒にみてみました。


上からKK・KK(G)・KS・SK(G)となっています
ちなみに一番下のプラグは百式プラグと呼ばれています(笑

ラインケーブルの比較なので今回はいつものMicro Crushに直アンで聞き比べしました。



ギターは前回同様、Jazzmasterが不調なままですのでProdigyで行いました。


ちなみにこのProdigyというのはFender社で1991年~1993年の間だけ製造され、アメリカでのみ販売されていたちょっちレアなギターです。

スーパーストラトという位置づけではありますが、こいつをストラト呼ばわりされた日にはおかんむりです、えぇ、凄く。


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 話が脱線しました、戻しまして結果の報告と行きましょう。






さらりと述べてしまいますと、DCケーブルと同じ結果が出ました。



凄くわかりやすい位に違いがはっきりと出ました。

やはりコールド(グランド)部分が重要ということなんでしょうね。



コールドにSを置いた方は、Kで削られていたであろう高域が押し出されてきました。プラグがニッケルメッキなのもあってギラギラした音になります。高域・中高域が強めですがその下にはしっかりとした中域も感じられました。



コールドK・ホットSの方は金メッキなので角がとれた丸い感じの音になりつつも、ホットのSにより耳に痛くない高域が抜けてきます。そして音圧のある中高域が前面に、きらびやかな高域が後方に展開されます。プラグのおかげでローも感じれますので、この組み合わせが個人的にバランスがとれてる気がしますねー

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以上のような結果となりました。

比較用の音をとれ次第アップしたいです、努力します。




 最後に前回の記事への補足を。

SN100Cというハンダのシリーズを使った際に音の重心が下のほうにくるという書き方をしましたが、実際はKester44で削られていた低域が戻ってきたことで、PCOCC-Aの湧き出す低域をそう感じられた、ということなんじゃないかと考えています。

比較的フラットな色付けができるハンダですので、これをつかうことで低域が強調されるという訳ではないということを書き加えさせて下さい。



色々なことに気付かされますし、また新しい気付きに出会えて中々楽しいです。






 さて、今回は以上となります。



次回では皆様に一つお知らせさせていただくことがあります。



ヒントは僕が作ってきたものがついに…!というものです。



いったい何なのか!?少しでも興味を持って待っていただけると嬉しいです。



それではまた、お会いしましょう。



本多でしたー

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