週刊サンデンでは初めまして!本多と申します。
今週から週刊サンデンの執筆メンバーに加わりました。
普段は楽器とかオーディオ関係の事ばかりしか綴っていませんでしたので、産業電線の事もこれからバリバリ書いていければと考えています。
どうぞ宜しくお願い致します。
さて、早速本題に参りましょう。
タイトルをご覧頂ければ一目瞭然なのですが、電工試験について、これから連載形式で、私の実体験に沿った記事を書いていきます。
過去のサンデンの記事を見てみますと、試験に使える工具や練習セットの事は度々書かれていますが、実際の試験についてや電気工事士のことについて書いてある記事が見当たりませんでしたので、一つ取っ掛かりになる様な記事を書いてみようと思った次第です。
しかしながらこれはドキドキです。
何故なら、筆記試験でコケた場合、いきなり企画倒れになってしまうからです(笑
ちなみに私、過去に電工試験を受けています。
2回です。
2回とも筆記試験で落ちています。
ひとえに勉強不足の為です…
「いやー、電線屋やって知識は結構ついたし、過去問見ても普段仕事で触れる内容が出てくるから大丈夫でしょー!」
…と、高を括っていたらば見事に2度痛い目を見ました。
ちなみに受験手数料は一回9,300円(インターネットで申込の場合。郵便で行うと9,600円。)と、決して安くはありません。
今回はガチで取りに行きますので、皆さま、どうか生暖かい目で見守ってやってくださいね
✴︎
いきなり滅茶苦茶脱線してしまいましたので軌道修正をば。
・先ずはここで言う電工試験とは何なのか。
正確には「第二種電気工事士試験」といいます。
経済産業省が認める立派な「国家資格」を得る為の試験なんです。
筆記試験と技能試験の2つを行い、合格すると各都道府県知事から交付してもらえます。
受験資格に年齢などの制限は特になく、工業高校等などでは学生のうちに電気工事士の免許を取得させるところもあるようです。
試験は年に2回、上期と下期に分けて行われます。
どちらで受験しても構いませんし、上期の筆記で落ちた場合でも、同じ年の下期試験に挑戦する事ができます。
今年の上期筆記試験は「5月31日(日)」、技能試験は「7月18日(土)」と「7月19日(日)」
に行われます。(技能試験はどちらか都合の良い日に受験できます。)
両方の試験に合格した後、各都道府県知事に免状を交付してもらい(※ この際に手数料が発生します。東京都は5,300円だそうです)、ようやく取得する事ができます。
詳細は以下のリンクへ
・第二種電気工事士になると何が出来るのか?
この資格を有していると、「一般用電気工作物」の作業を行う事ができるようになります。
「一般用電気工作物」とは、住宅や商店などの小規模な需要設備に対し、電気事業者から600V以下(低圧)で受電し、受電場所と同一構内で使用するものを指します。
噛み砕いて言うと、一般家庭や小さいお店などの、配線等の電気工事を行う事ができるようになる、というものです。
ちなみに「第一種電気工事士」になると、ビルなどの高圧受電施設の工事も可能になります。(補足:ネオン工事などには、また別の資格が必要になります)
これまた大まかに言いますと、送電線から家の中の配電盤へと入った電気を、照明なりコンセントなりの受電機器へ行き渡らせるための工事を行える資格なんですね。
さて、オヤイデ電気ユーザーの皆さまからよく寄せられる質問の中に、
「家のコンセントって自分で付け替えていいの?」というものがあります。
A:資格を持っていなければダメです。危険です。法令違反です。逮捕します。あなたを犯人です。
…そう、「外して付け替えるだけなんでしょう?楽勝じゃんw」とか舐めた事を言ってはならないのです。資格が必要なんですよ。
その資格というのが「第二種電気工事士」の事なんです!
詳しくは電気工事士法等を参照していただきたいんですが、書き方がまどろっこしくて読むのが大変なのであまりお勧めしません!
使う資材についての規定や工事士の義務など色々と書かれていますが、試験を受けられる方は参考書に必要な部分が大体抜粋して載ってますのでそちらをチェックして下さい。
何が言いたいかといいますと、家庭用で低電圧100Vと言えども危険が伴いますし、最悪火災などを招き人命に関わる大惨事となりうる可能性を秘めていますので、しっかり技術と知識を持って安全に確実な作業を行う為に、資格が必要なのです、ということ、まる。
肝心の試験内容についてですが、筆記試験では電気に関する基礎的な知識から電気工事に関する専門的な知識まで幅広く出題されます。ちなみにマークシート形式です。
コチラは平成30年度の上期筆記試験の問題テキストです。 あまり拡大して見ないでやってくださいね(笑 |
計算式などは暗記しちゃえばなんて事ないですが、個人的には元々文系出身なので多少苦戦している、っていうのが本音です。
技能試験では実際に電線や器具を用いて、配線図を元に回路を作ります。
これについてはまた別の記事で紹介しましょう。
一つ、勉強を行なっていて気付いたんですが、先に記した様に電線に関する事も色々出てくるんですね。
勿論ケーブルの基礎知識や、種類、用途についてなど、オーディオなどの趣味分野にとっても役立つ内容が結構含まれています。
オヤイデユーザーの皆さまにおきましては、持っていても絶対損はしない資格だと思うんですが、どうでしょうか。
知識も増えて、やれる事の幅も広がる、凄いお得な資格だなーと、個人的には思います。
上期の受験申込の受付期間は、今月「3月19日(水)」から「4月9日(木)」までです。
少しでも興味が湧いた方、チャレンジしてみては如何でしょうか?
とりあえずは、受ける人も受けない人も、今後の私の動向を気にかけて頂けると幸いです。
✴︎
次回は、筆記試験について、私の勉強方法なんかを書いてみようかと考えています。
参考になるかはわかりませんが(笑)
それではまた次回、本多でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿