2022年9月7日水曜日

新作ケーブルINNOVATORの魅力とは!?

 








こんにちは!三浦です!


今年7月15日に発売開始になった、オヤイデ×AETの新作ケーブル「INNOVATOR」。



どういったケーブルなのか、気になられている方も多いかと存じます。


公式を引用すると、「音楽制作やレコーディング、ライブなど、現場での楽器演奏、PAにおいて、音質レベルを最高段階まで引き上げます。」との事。


つまり、、、どういう音がするんだ!?


という事で、実際に試していきます!



今回試す環境は、以下の通りです。


① エレキギター→オーディオI/F

② ガットギター→DI→オーディオI/F

③ オーディオI/F→モニタースピーカー

④ コンデンサマイク→オーディオI/F

※矢印マークのケーブルにINNOVATORを使用。


では、一つずつチェックしていきましょう!!



①エレキギター→オーディオI/F



ギターはEpiphoneのSGタイプを使用。


比較したケーブルは、

キング・オブ・リファレンスケーブルこと、mogami 2524



最近何かと売れているSommer SpiritXXL



各方面から大好評のOYAIDE Ecstasy



の3種類と比較しました。


基本的に全てクリーントーンから試しましたが、まずINNOVATORは解像度の高さを感じます。mogami 2524では強めにピッキングすると歪みに荒さがありましたが、INNOVATORの場合は、音の背景に心地よい歪み成分を付けてくれます。


特定の帯域に起伏も少ないですが、ナチュラルな感じではなく、着色はしっかり感じます。丸みがあり、いなたさがあります。

Sommer SpiritXXLは、生々しくスピード感があり、わかりやすくモダン傾向なケーブルですので、比較するとINNOVATORとの特徴の差をハッキリと感じました。


その特徴は、Ecstasyとの比較でもはっきり感じることが出来ました。

Ecstasyは全帯域が、爽やかな顔をしながらスポーツカーで攻めてくる様な音をしていますが、INNOVATORは、ふくよかな温もりを感じます。


結論、エレキギターで使用するには、万人受けしないかもしれません。


しかし、ジャズギターには合いそう…。



そう思い、ギターPUをフロントに、トーンをやや絞り、Bill EvansのMy Foolish Heartをかけて、

思い入れたっぷりにインプロしてみました。


おお!?良いんじゃないか!?


INNOVATORの、丸みのある音と、味のあるいなたさが良く馴染んでいる!!

使っているギターが箱物ではないのが、なんとも言えませんが…。


このINNOVATORを更に丸みのある音にしてみたらどうなるのか気になる!!

という事で、プラグをニッケルメッキから金メッキに変更したケーブルを作ってみました。



通常使用のニッケルメッキと比較すると、更に丸みを帯びて、まんまるになりました。

ローファイ系の音楽に合いそうです。

是非お試し下さい。


そしてジャズギターに精通されている方が、いらっしゃいましたら、是非試して頂き、秋葉原直営店に電話でも何でも構いませんので、三浦宛に感想を教えて下さい!



②ガットギター→DI→オーディオI/F



ギターはGodin Multi Nylon Encoreを使用。



DIはFishman Aura Spectrum DIを使用。


ガットギターでの比較ケーブルは、私が普段使用しているSommer Galileo238を使用しました。



音を鳴らして直ぐに感じましたが、とてもコンプ感があります。

これは人によって良し悪しあると思いますが、私の場合、ガットギターにはナチュラルで、それでいてヤンチャでいて欲しいので、相性が良いとは言えませんでした。


ガットギターを曲のメインで鳴らすのではなく、伴奏として、後ろで鳴っていて欲しいと思う方には、合うかもしれませんね。


③オーディオI/F→モニタースピーカー


オーディオI/Fは、Universal Audio Arrowを使用。

モニターは、YAMAHA HS5を使用。


比較ケーブルは、これもまた私が普段使用しているSommer Galileo238。


音源は以下の楽曲を使用しました。

lost / Robohands

September Come Please Take This Heart Away / Carrisa's Wierd

night wave / Mice Parade 

Handmade Cities / Plini

田園 / 玉置浩二

バッキンガム / 水曜日のカンパネラ


まず、全体的にすっきりした音像です。

そして、これを言うとオカルトと言われるかもしれませんが、海外の音源と日本の音源でかなり印象が変わります。


海外の音源で試聴した際は、ベースやキックのテクスチャーが平たく聞こえましたが、日本の音源を試聴すると、そういった印象はなくバランスが良く聞こえます。

もちろん音源によるとは思いますが、上記の日本産音源以外にも試聴した結果、同じ様な印象を受けました。




④コンデンサマイク→オーディオI/F

マイクはAKGのP-220を使用。

比較するケーブルは、OYAIDEのQAC-222緑です。


ギターケーブル同様、丸みのあるいなたさが出るかと思いきや、思っていた以上に使いやすい!

ガットギターの時とは逆に、コンプ感が良い効果を発揮しています。


良し悪しは、歌い方やオケにも寄ると思いますが、私の環境と歌い方には、かなりマッチしました。


また通常使用の金メッキでも、十分に良いのですが、こちらを銀メッキ仕様にしても良いです!


銀メッキにする事で、レンジが拡がり、高域成分が加わる事で、声のザラ付きやテクスチャーが出てきます。


金メッキ特有のふくよかさも心地よいのですが、銀メッキでレンジを拡げつつも、輪郭を整えてあげる方が個人的に好みでした。


しばらく制作で使用していきたいと思います!


あとは、MIXする時にどうなるか、、、。

機会がありましたら、またご報告させて頂きます。


他にも言いたい事はたくさんあるのですが、長くなってしまうので、今回はこの辺で。


個人的には、ローファイギター系との相性の良さ、日本産音源と相性が良いという点が面白かったです。

まだまだ魅力は詰まっていると思いますので、今後も探究していきたいですね。


もっと詳細が気になる方がいらっしゃいましたら、オヤイデ電気直営店にてお待ちしております!

お電話でのお問い合わせもお待ちしております!


以上!

三浦でした!


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秋葉原直営店に是非お越し下さい。

皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。



営業時間:10:00~18:30

         土・祝 10:00~18:00

定休日 : 日曜日(年末年始)

☎ 03-3253-9351 FAX 03-3253-9353


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