こんにちは!三浦です!
今年7月15日に発売開始になった、オヤイデ×AETの新作ケーブル「INNOVATOR」。
どういったケーブルなのか、気になられている方も多いかと存じます。
公式を引用すると、「音楽制作やレコーディング、ライブなど、現場での楽器演奏、PAにおいて、音質レベルを最高段階まで引き上げます。」との事。
つまり、、、どういう音がするんだ!?
という事で、実際に試していきます!
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今回試す環境は、以下の通りです。
① エレキギター→オーディオI/F
② ガットギター→DI→オーディオI/F
③ オーディオI/F→モニタースピーカー
④ コンデンサマイク→オーディオI/F
※矢印マークのケーブルにINNOVATORを使用。
では、一つずつチェックしていきましょう!!
①エレキギター→オーディオI/F
ギターはEpiphoneのSGタイプを使用。
比較したケーブルは、
キング・オブ・リファレンスケーブルこと、mogami 2524
最近何かと売れているSommer SpiritXXL
各方面から大好評のOYAIDE Ecstasy
の3種類と比較しました。
基本的に全てクリーントーンから試しましたが、まずINNOVATORは解像度の高さを感じます。mogami 2524では強めにピッキングすると歪みに荒さがありましたが、INNOVATORの場合は、音の背景に心地よい歪み成分を付けてくれます。
特定の帯域に起伏も少ないですが、ナチュラルな感じではなく、着色はしっかり感じます。丸みがあり、いなたさがあります。
Sommer SpiritXXLは、生々しくスピード感があり、わかりやすくモダン傾向なケーブルですので、比較するとINNOVATORとの特徴の差をハッキリと感じました。
その特徴は、Ecstasyとの比較でもはっきり感じることが出来ました。
Ecstasyは全帯域が、爽やかな顔をしながらスポーツカーで攻めてくる様な音をしていますが、INNOVATORは、ふくよかな温もりを感じます。
結論、エレキギターで使用するには、万人受けしないかもしれません。
しかし、ジャズギターには合いそう…。
そう思い、ギターPUをフロントに、トーンをやや絞り、Bill EvansのMy Foolish Heartをかけて、
思い入れたっぷりにインプロしてみました。
おお!?良いんじゃないか!?
INNOVATORの、丸みのある音と、味のあるいなたさが良く馴染んでいる!!
使っているギターが箱物ではないのが、なんとも言えませんが…。
このINNOVATORを更に丸みのある音にしてみたらどうなるのか気になる!!
という事で、プラグをニッケルメッキから金メッキに変更したケーブルを作ってみました。
通常使用のニッケルメッキと比較すると、更に丸みを帯びて、まんまるになりました。
ローファイ系の音楽に合いそうです。
是非お試し下さい。
そしてジャズギターに精通されている方が、いらっしゃいましたら、是非試して頂き、秋葉原直営店に電話でも何でも構いませんので、三浦宛に感想を教えて下さい!
②ガットギター→DI→オーディオI/F
ギターはGodin Multi Nylon Encoreを使用。
DIはFishman Aura Spectrum DIを使用。
ガットギターでの比較ケーブルは、私が普段使用しているSommer Galileo238を使用しました。
音を鳴らして直ぐに感じましたが、とてもコンプ感があります。
これは人によって良し悪しあると思いますが、私の場合、ガットギターにはナチュラルで、それでいてヤンチャでいて欲しいので、相性が良いとは言えませんでした。
ガットギターを曲のメインで鳴らすのではなく、伴奏として、後ろで鳴っていて欲しいと思う方には、合うかもしれませんね。
③オーディオI/F→モニタースピーカー
オーディオI/Fは、Universal Audio Arrowを使用。
モニターは、YAMAHA HS5を使用。
比較ケーブルは、これもまた私が普段使用しているSommer Galileo238。
音源は以下の楽曲を使用しました。
lost / Robohands
September Come Please Take This Heart Away / Carrisa's Wierd
night wave / Mice Parade
Handmade Cities / Plini
田園 / 玉置浩二
バッキンガム / 水曜日のカンパネラ
まず、全体的にすっきりした音像です。
そして、これを言うとオカルトと言われるかもしれませんが、海外の音源と日本の音源でかなり印象が変わります。
海外の音源で試聴した際は、ベースやキックのテクスチャーが平たく聞こえましたが、日本の音源を試聴すると、そういった印象はなくバランスが良く聞こえます。
もちろん音源によるとは思いますが、上記の日本産音源以外にも試聴した結果、同じ様な印象を受けました。
④コンデンサマイク→オーディオI/F
マイクはAKGのP-220を使用。
比較するケーブルは、OYAIDEのQAC-222緑です。
ギターケーブル同様、丸みのあるいなたさが出るかと思いきや、思っていた以上に使いやすい!
ガットギターの時とは逆に、コンプ感が良い効果を発揮しています。
良し悪しは、歌い方やオケにも寄ると思いますが、私の環境と歌い方には、かなりマッチしました。
また通常使用の金メッキでも、十分に良いのですが、こちらを銀メッキ仕様にしても良いです!
銀メッキにする事で、レンジが拡がり、高域成分が加わる事で、声のザラ付きやテクスチャーが出てきます。
金メッキ特有のふくよかさも心地よいのですが、銀メッキでレンジを拡げつつも、輪郭を整えてあげる方が個人的に好みでした。
しばらく制作で使用していきたいと思います!
あとは、MIXする時にどうなるか、、、。
機会がありましたら、またご報告させて頂きます。
他にも言いたい事はたくさんあるのですが、長くなってしまうので、今回はこの辺で。
個人的には、ローファイギター系との相性の良さ、日本産音源と相性が良いという点が面白かったです。
まだまだ魅力は詰まっていると思いますので、今後も探究していきたいですね。
もっと詳細が気になる方がいらっしゃいましたら、オヤイデ電気直営店にてお待ちしております!
お電話でのお問い合わせもお待ちしております!
以上!
三浦でした!
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