毎年花粉症じゃない、花粉症じゃないと言い続け早10年。
今年も絶賛お目々がかゆい、本多です。くしゃみも止まらぬ。
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さて、そろそろ新学年、新学期、新社会人、などなど新しいスタートを切る人が多くなる時期。
いろんな準備で時間が無い、けどアレを作りたい、これを修理したい、と言ったニッチなお悩みを持つ人も少なからずいることでしょう。
切り売りの電線に両端コネクタや端子を一々とり付けて作るのは正直面倒くさくなる時もありますよね。
そんなの時に便利なのが、今回紹介する「プラグ付きコード」です!
産業帯でメジャーなVFFやVCTFといった電線にモールドの電源プラグやコネクタが形成された状態で販売しています。
所謂家電製品などの付属品、的な見た目のアレですね。
電源プラグ側だけついているもの、両端にプラグコネクタが付いているもの、など何種類か取り揃えてございます。
秋葉原店の店頭に並んでたり吊るしてあるのをご覧になられたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
プラグ付きコード自体はバリエーションもそれなりに多いんですが、ラインナップの紹介は過去のブログを参考にしていただくとして、今回はプラグ付きコードを使って簡単にできる工作、についてご紹介したいと思います。
1.延長コード
延長コード売ってないの?という問い合わせは秋葉原直営店でもよく耳にしました。
完成品が中々売っていませんが、プラグ付きコードと受けのコネクタパーツで簡単に作れちゃいます。
今回は試しに以下の部材でぱぱっと作ってみました。
・WH4615B 15Aベター小型コネクタボディ(平行コード用) 黒
圧着工具とストリッパーorハサミ(ヘビースニップ)、あとドライバーが有れば、コネクタを付けるだけですので5分くらいで作れちゃいます。(作り方は割愛!)
私はちなみに自宅で携帯電話の充電アダプターを伸ばして使うという、ズボラ目的でよく活用しています。
後は、グルーガンなどでたまに直出しのケーブルが極端に短い時などに活躍してくれますね。
とりあえず1本作って持っておけば色々と便利なアイテムです。
2.簡易電源タップ
延長コードの応用で電源タップも作れますね。
今回使ったのはこちら。
大きな電気を食う家電でなけければコンパクトで使い勝手も良さげですね。
3.断線した家電の修理
※を実際に修理行う際は自己責任で、安全に作業を行って下さい。
一般的な家電から伸びているコードはだいたいVFF(並行ビニル電線)の0.75sqであることが多いです。ドライヤーなど熱を発するものはNNFFやHHFFなど、ゴムっぽい見た目の耐熱仕様の並行コードが付いていますね。(耐熱平行線についてはこちら)
元から付いていたケーブルと近いもので修理を行いたい、ちょっと延長したい又は短くしたい、といった時にお役立て頂けます。
ちなみにこれは私の実体験ですが、仕事から自宅に帰って入浴後、10年来使ってきたドライヤーのコードが根本から断線していることに気付きました。
どうやって気付いたかっていいますと、ドライヤーが突然着いたり切れたりしだし、ドライヤーを掲げる耳元でパチパチッとなにかが弾ける音と異臭がしたんです。
変だなと思ってよく見ると、断線しかかったコードから火花が散ってるんですね~、自分の頭の上で。正直すっごいビビりました。
慌ててコンセントを引き抜き、根本からコードをちょん切った次第です。
さて、買い替えるにも今まさに濡れてる髪を乾かしたいのでなんとか修理しようと考えをめぐらしていたところ、ケーブルストッカーの中にいつ入手したのかすっかり忘れていたプラグ付きの耐熱並行コードを見つけたんです!
こいつはラッキーと、緊急で作業を開始しました。
なんとかバラしてはんだ付けと絶縁を行い、無事修理を行うことが出来、風邪をひく前に髪を乾かすことができましたとさ。
修理箇所を一部だけ。はんだ付け後に収縮チューブで一応絶縁してます。 |
ちなみに、修理後はこころなしか風が強くなりました。 |
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…実は作業中に髪は乾いてたんじゃないかって?お客さん、そいつは無粋ってもんですよ。
とにかく、プラグ付きコードでちょっとした修理作業などを行うと便利ですよ、ということが少しでも伝わると良いな、というところで今回のサンデンを締めさせて頂きます。
ちなみに、圧着工具を持っていないお客様へ。
店頭やオンラインショップでも圧着加工を行うサービスがございますので、是非利用してみて下さい。
以上、本多がお届けしましたー
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