2024年11月25日月曜日

ニシチューブをこう使う!

 いきなりの冬に準備が間に合っていません、本多です

寒いったらありゃしない

オコタをそろそろ出しましょうかね~

さて、個人的今年最後のサンデンの更新。

最近は素材についてなどをちょい真面目な感じに書いてきましたので、今回は産業帯製品の役立つ使い方をライトな感じでご紹介できればと思います。

使うのはニシチューブ

画像はニシチューブNPM 10mm

西日本電線製の収縮チューブですね。

素材はエチレンプロピレンゴムで、可とう性、弾力性を有し、耐寒性、耐トラッキング性、耐水性、電気特性が優れている収縮チューブです。

収縮率が50%以上で、収縮した際に収縮前の2倍の厚みがでます。

そのため、一般的には電線などの接続部や端末の保護、釣り竿などのグリップ素材、滑り止めなどに使われますが、使い方は様々です。

ケーブル自サッカーの諸兄においては、ケーブルの保護や厚み出しに活用されていますよね。

細径のケーブルもニシチューブで厚みを出せばカシメやすいし製作が楽に!

私も主にケーブルの保護や厚みだしで頼りまくっているニシチューブ。

自宅ではニッパーやペンチの柄を保護したり、細い精密ドライバーの柄を太く+滑りにくくして使いやすく加工してます(写真を取り忘れました…)


そんなニシチューブ、個人的に是非ともおすすめしたい使い方があるんです。

それは、ハサミの持ち手の修理

何言ってるかわかんないと思いますので実際に処理したものを御覧ください!

これだけだと分かりづらいので処理を行う前の状態がこちら




持ち手が割れちゃってるんですね。

黒いハサミは随分前に100均で購入した私物ですが、使っているうちに持ち手が割れました。

青い方はおなじみHOZANのヘビースニップ、も会社で使っているものがいつの間にか持ち手が割れていることに気付きました。

最初はビニールテープで張り合わせていたんですが、使っているうちにズレてきて更にベタついてくるもんだからブチ◯レて剥がしました。

そのままでも使えなくはないのですが、握った際の違和感が気になります…

どうにかして輪っかを繋げたい。

そう考えながら割れている部分を触っていてふと思いつきました、

「これニシチューブに通せばいい感じの硬さで固定できんじゃね?」と。


やり方は以下の通りです。


私物のハサミは持ち手のグリップの太さがだいたい5mmくらいですので、ニシチューブの6mmを使うことに。

ヘビースニップは少し太いのでワンサイズ上の8mmを使いました。

長さは割れている箇所によりますが3cm~5cmほどでカット。

割れている部分から先ず片側の方へチューブを通します。


この際にグリップを曲げすぎて折っちゃわないようにご注意ください。

チューブが長すぎると通すのが億劫になるので注意です。

片側に通しきったら両側へ跨るようにチューブを移動させます。
刃に近い箇所が太いのでチューブを広げながらねじ込みます。

あとはヒートガンで縮めるだけ!

うぉ、いい感じです!

しっかりと割れた部分をホールドしつつ、弾力があるのでグリップ感を損ないません。

割れの位置によっては外れたりもします(実際に会社のヘビースニップはたまに外れます)が、テープでやっていた時とは段違いな使いやすさ!

かっちり処理したい方は割れた箇所を接着剤で固める+ニシチューブで保護、でより強固に固定してくれそうです。



はい、至極簡単な記事でしたが実用性は案外高いのでは?と思いますので、是非真似してみてください。

最後にいちばん大事なことを言っておきます。


ニシチューブはヒートガンじゃないと収縮しきれない


それではまた次回、本多でした。

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