2017年2月24日金曜日

MOTサテライト 2017春 往来往来 毛利悠子さんの作品を観に行ったそこにはケーブルの束。



オヤイデ電気ショップブログをご覧の皆様。オヤイデ電気でございます。ごきげんよう。 
私、昨日東京深川清澄白河に行って参りました。清澄白河といえば清澄庭園という東京都指定名勝のひとつ、美しい回遊式の林泉庭園でございます。

え?清澄庭園と上の画像に何に因果関係も見いだせない? …そうですね、私には現場に置き去りにされたケーブルの束にしか見えません。あえて共通項があるとしたら何でしょう、囲まれている感? いやいやそうじゃありません。深川地区の…

…ん?

…あれ?

これは一体…

そしてこのお方は…


こちら、現在清澄白河地区で行われております「MOTサテライト 2017春 往来往来」という東京都現代美術館主催の展覧会です。深川のまちに点在する工場跡地や地域拠点を活用した7ヶ所の「MOTスペース」で現代美術家たちのインスタレーションを体感することができるという試みで、まちと人、そしてアートが共存する空間が演出されております。

そのMOTスペースのひとつ、F邸(江東区平野1-13-12)で開催されているのがアーティスト、毛利悠子さんの作品なのです。その毛利悠子さん、これまでも実に変わった作品を世に送り出してきました。その中で電気と電線を使ったインスタレーションを発表しており、今回ご縁があってケーブルをご使用頂くこととなり、今回の作品となった次第なのです。

そして今回の作品、一見しただけではやはりただのケーブルの束。ところがよく見るとそこには仕掛けがあり、まるで有機物を思わせる動きを見せています。どうやらこれらの作品には「おろち」シリーズという位置づけで、コイル状に巻いたケーブルの束にアンプからランダムに電流を流し、そのエネルギーの磁場を可視化することによって予想のつかない(同じ動きを繰り返すことのない)インスタレーションとなっております。

これ、今とりあえず画像と説明だけだとホンマ何のこっちゃですが、実際に行って見てみ?、体験してみ?としか言いようがないのが残念ですが、このイベント、地域と密着した7つのMOTスペースと、それに賛同した地域のMOTスポットが協力し、見どころ満載のイベントとなっております。

何が言いたいのかと申しますと、是非是非足をお運びになって、展覧会やまちを体感し、気軽にアートに触れ合ってみるというのも一興じゃないかなと思うのです。アートわかんない、みたいな人も積極的にアートに触れ合いたい人もまちぐるみで皆さんをお待ちしてますよ、って感じなのでお茶しに行く感覚で行ってみたらいいじゃん!清澄白河に点在するおいしいコーヒー屋のコーヒー飲んじゃいなよ!ワッフル食べちゃいなよ!

ってことで、オヤイデ電気も協力している東京都現代美術館主催「MOTサテライト 2017春 往来往来」MOTスペースF邸(毛利悠子作品展示)にどうぞお越しください!


1980年神奈川県生まれ。現代美術家。2006年、エリック・サティをモチーフとした《vexation》で「アルスエレクトロニカ オノラリー・メンション」、「トランスメディアーレ 銀賞」受賞。2012年東京都現代美術館ブルームバーグ・パヴィリオンにて「サーカス」展を開催、2014年には「ヨコハマトリエンナーレ」、「札幌国際芸術祭」、「Festival/Tokyo」に参加。2015年「日産アートアワード2015」グランプリ受賞。2016年には「六本木クロッシング」に参加したのち、ヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアムとカムデン・アーツ・センター(ロンドン)にて滞在制作。「コーチ・ムジリス・ビエンナーレ」など国内外での発表を多数予定している。

ケーブル、アートにも使えます。



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