どうもおはこんばんにちは。
ご無沙汰してます、小倉です。
寒くなってきましたね、いよいよ年末が迫っております。
そしてまさに先日電工試験が過ぎたばかりですが、この12月からは皆さん色々なことに追われていらっしゃると思います。
当店の客層もそんな迫る何かによって変わっていくのですが、その中で、この時期や、もうちょっと前の時期くらいから増える客層があります。
それは、
卒業研究や卒業制作が迫った学生の方々です。
理系、特に工学部の学生さんは卒業研究の最後の追い込みであったり、実験に必要な部材の買い足しであったりで秋からこの時期にかけてご来店されることが多くなります。
しかし、それとはまた違った、ある層の学生さんが昔から一定数当店へ相談にいらっしゃいます。
その層とは。
卒業制作や課題製作が迫った服飾系や美術系、建築系の学生さんです。
電線は、見た目も、色も、表面の質感、硬さ、実に多種多様にあります。さらには当店にはそれらをさらに装飾するPETチューブなんかも揃っています。
故に、この電気街の入り口すぐ、真っ先に見える当店に、恐る恐る踏み入れる若い方が数多くいらっしゃいます。
そして、
『あの~………電気流したりはしないんですけど……』
と。
私共はそんな相談にも丁寧に対応させていただきます。
それと同時に、特に私は常々思っています。
『そんなの一向に構いませんッッッッッ!!!!!!!!!!!』
と。
勿論電材屋の店員であるわけなのですが、当方その手の装飾だったり見た目重視でのご相談が好きで、いつもノリノリでお相手してしまうのですが笑
模型でリアルなケーブルむき出し部分を再現したい!とか、
映像作品を撮るのにそのセットを作るためにレトロな見た目の線ないですか!とか、
衣装に編み込んでアクセント出したいんです!とか、
先に述べた学生さん方は勿論、クリエイティブなお仕事をされてる方々も結構ご来店されます。
やはり電線にしか出せない見た目だったり、被服の発色やはたまた透明な被服での中の銅線・メッキ線の色合いだったり、作品作りの素材として電線を選ばれる理由は実に様々です。
しかし、それに応えられるのは、当店だからこそと、声を大にして言ってしまおうではありませんか。
どしどしご相談ください!
と、ここで終わってしまってもいいのですが、ちょっとだけそういった『電線として使わない使い方』やってみたのでご紹介します。
まずはこちらの電線。
ジュンフロン0.26㎜。
非常に細い、銀メッキの単線です。手芸用具に例えるならビーズ細工に使うテグスと同じくらいかちょっと太いかくらいですかね。
勿論中身は電線なので銅線ですが、その表面が銀メッキなので光の反射で単体でもとても煌びやかに見えます。
それをこうして、
三つ編みにしてみると、いかがでしょう?きらきらと綺麗な紐状の部材が出来上がります。
このままユザ〇ヤさんとかで売ってる留め具をつけてブレスレットとかにしても良さそうでは。また、外側がフッ素樹脂被覆によりそこそこ丈夫なので、この先に羽飾りなんかをつけてキーホルダーにしたりとか。色々可能性ありそうなんじゃないかと。
ちなみに、
こんな風に別の色、今回は同じ太さくらいの0.35mmのUEWを使ってみましたが、別の線を一本編み込んでみてもおしゃれな感じになります。個人的にはこれが好み。
加えて、ちょっと季節っぽいネタも一つ。
こちら、皆さんが小学校とかで出会ったこともあるであろう、マグネットワイヤー、PEW。
所謂エナメル線ですね。
これを束ねて捻って、枝分かれさせていくと…
なかなかリアルな枝っぽいものが作れます。撚り合わせるというよりは全体をひねるようにうねらせていくのがコツです。
これなんかは今の季節クリスマス用のリースづくりなんかにも使えそうですね。
(※エナメル線の切っ先はケガをしやすいので注意してください。)
これに緑色のビーズをつけたりしてもっと木っぽさを出してもいいですし、もしくは赤や白の玉ビーズをつければ梅の花っぽくもなりますかね。
ちなみに、建築系の学生さんなんかがジオラマを作る際に木の再現でこのエナメル線や電線の中身だけを使うこともあるそうです。
今回こうして、電気を通さない使い方を紹介してきたわけですが、大前提これらは電線ですので電気を通せます。なので、今回ちょっと用意と製作が間に合いませんでしたが、例えば『電線を装飾として使いながらその先でLEDを光らせる』なんてこともできるわけです。細いものであれば太さ的には刺繍糸と同じくらいか少し細いくらいの太さの線もありますので、やり方次第では衣服等々に編み込んでいくのもなかなか面白いと思います(洗濯はできなくなっちゃいますが笑)。
さぁ、面白いアイディアを持っているそこの貴方、ぜひ当店へ。
それではまた。
Get New WIRE for Your FUN!!!!!!!
小倉でした。
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