こんにちは、本多です
オヤイデ電気は本日16時までが年内最終営業日でございました
来年は1月5日(火)からの営業開始となりますので、宜しくお願いいたします!
先々週、 第二種電工試験の実技試験を受験してきました
軽く燃え尽きている感はありますが、正直手応えはアリ、です!
まぁ、あんまり言いすぎてもしものもしもで落ちてた場合、表を向いて外を歩けなくなってしまいますので、大人しく来月の結果発表の日を待ちたいと思います…
さてさて、年内最終サンデンではふっ素樹脂粘着テープについてお届けしたいと考えております
オヤイデ電気では様々な種類のテープを販売しておりますが、その中でもちょいお値段高めな部類に入るテープたちですね
自作ユーザーの皆さんは店舗にいらっしゃった際、オススメ部材としてふっ素テープをゴリ押しされたことがある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか
私もゴリゴリに推して行きたい派の者でございますれば、推しポイントをつらつらと書かせて頂きたく存じます
・ふっ素テープとは?
ふっ素というワードよりも、テフロンと言った方が、フライパンをコーティングしてある素材として耳にしたことがある方も多いんじゃないかと思います
耐熱温度が高く、耐薬品性にも優れた「フッ素樹脂」の一つのメジャーな呼び名です
(ちなみに、テフロンという名称は米国のデュポン社の登録商標です)
ふっ素テープはそのふっ素樹脂のフィルムと、シリコン系などの粘着剤を貼り合わせた品ですね
熱に強い、薬品に強い、引張強度が高い、電気特性が良い、低摩擦係数である、耐候性や耐水性も備えている、などなど…とにかく丈夫な素材で出来たテープなのです
特に熱に強いというポイントが大事!
はんだ付け部の絶縁や保護にも最適です
粘着剤もシリコン製の為、高温になった場合でもビニールテープのように簡単にベタついたりはしません
オヤイデ電気では、2社のフッ素樹脂テープを取り扱っています
・中興化成のフッ素テープ 「ASF-110FR」
・日東電工の「ニトフロンテープ No.903UL」
それぞれに厚さ違い、テープ幅の違い、ガラス繊維有り無しなどの物をラインナップしています
簡単に仕様を説明しますと、
・基材はPTFEのフィルム、粘着剤はシリコン系である
・耐熱、耐薬品、耐候性、撥水性などに優れている
・UL510という絶縁テープの燃焼試験規格をクリアしている
・etc...
2社ともほとんどが同じ優秀な条件の性能を持っています
大きな違いがあるとすれば、
・ASF-110の方が柔軟性、伸縮性があり、薄い乳白色をしている
・ニトフロンテープは余り伸びず、薄い灰色をしている
という点でしょうか
表面の感触としましては、ニトフロンの方がよりサラサラしている感じがしますね
色味の参考までに |
個人的にはASF-110の伸縮性と薄い色味に着目して多用しています
プラグとケーブルのカシメ部など凹凸がある部分に伸ばしながら巻きつけて行くと、形に沿ってテープがはりついてくれますので、カシメをより頑丈に固定できます
また、薄い色味なので重ねて巻いても下が透けて見えますので、状態の確認も容易です
ニトフロン粘着テープは厚みのラインナップでその辺が変わってきます
・0.18mmは灰色で厚さのためか殆ど透けませんし、厚く丈夫な為、引っ張ってもさほど延びません
・0.13mm厚ですと少し透けて見えますし、思い切り引っ張ると多少は伸びます(伸びた後が白くなります)
・0.08mmは上記写真のようにASF-110と同じくらいの透け感ですが、ASF程は伸びません
引っ張っても伸び難いということは、幅や形状を保ったまましっかりと巻きつける事ができるということです
厚みとテープ幅の多いニトフロンは、平坦な箇所を絶縁、保護するのにより向いていると思います
それぞれに使いやすい条件で選んでみて下さい
*
簡素な記事になりますが、今回はここまで
本年もサンデンブログを御覧頂き有難うございました
新年一発目のサンデンは、1/5(火)の営業開始日に更新を予定していますので、
来年度も「週間サンデン」を何卒宜しくお願いいたします
それでは皆様、良いお年を!
本多でした
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