2005年10月に「TUNAMI」が登場。
今年で20周年を迎えます。
(画像はTUNAMI V2) |
当時のカスタマーニーズやトレンドを踏襲し、「TUNAMI」はPCOCC-A導体を採用した5.5sqの極太電源ケーブルとして一世を風靡しました。
現在もオヤイデ電気の代名詞的電源ケーブルの1つとして君臨し続けています。
そして同日には電源ケーブル「TUNAMI GPX」が発売されました。
当時のリリースノート |
当時のPhileweb記事(2005/10/03公開)
一通り読んでみると、現代の視点からも”革新的”と呼べる技術を取り入れていることが分かります。
TUNAMIは2014年に1度だけリニューアルを行っています。
2013年3月に古河電工がPCOCCの生産終了をアナウンス。
2014年9月にオヤイデ電気が自ら開発した音響用導体「精密導体102SSC」が誕生します。
わずか1年半の歳月でオヤイデ電気は音響用導体を”1から製造する”ことに成功。
TUNAMIは自社製造導体にリニューアルすることで生まれ変わります。
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その拘りは計り知れず、下記インタビュー記事では精密導体102SSCの本質を深堀り。
当時のAV Watch記事(2014/12/4公開)
精密導体102SSCを採用した製品はモデル名に「V2」の表記を加え、正式なアップデートを行いました。
TUNAMI GPX V2コーポレートサイト(現行モデル)
当時は精密導体102SSCという全く新しい導体だったこともあり、オーディオファンの間でも戸惑いの声が挙がっていた記憶があります。一般の方からすれば「PCOCC-Aと比べて、どのような音になるのか?」全く見当がつかなかったからです。
実は2014年1月、FCMよりPCOCCに変わる新たな導体「PC-Tripe C」が既に登場していました。
お客様からも「オヤイデさんもPC-Triple Cを使うんでしょう?」と頻繁に問い合わせがあったものです。
しかし精密導体102SSCの目的やコンセプトは前述のカタログやインタビュー記事を読んでいただければ分かる通り、「普遍的な銅母材を使用しながら、オーディオケーブル向けとして世界最高品質に仕上げた」としています。その理由や背景はぜひAV Watch記事をご一読ください。
「TUNAMI V2」に生まれ変わってから10年。
これからはPCOCC-A時代よりも102SSC時代の方が長い歴史を刻むことになります。
今後ともTUNAMI V2をよろしくお願いいたします!
以上、原田でした。
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