2025年3月3日月曜日

片切スイッチ、両切りスイッチって何？

 こんにちは、葛下です。



今日はスイッチのお話です。


スイッチは殆どの人が必ず毎日手に触れるモノですよね。

皆さま、そのスイッチって実は4種類あるのって知ってますか？


「どーでもええわ、そんなもん」


今、そう言って画面の右上の×マークをクリックしようとした人！ちょっと待って！！


まあ、役には立たないと思いますが…いや、何の役に立つか判らないので（笑）、もうちょっとだけ雑談にお付き合いを。



スイッチって大きく分けて、「片切スイッチ」「両切りスイッチ」「３路スイッチ」「４路スイッチ」の４種類があります。


電気の回路って行きと帰りの線、もっと専門的に言えばプラス（ライブ）の線とマイナス（ニュートラル）の２本の線が必要ですよね。


片切スイッチは二本一組の配線の、片側だけの線で接続をON/OFFするスイッチです。



昔理科の実験で豆電球を付けるとき片方だけにスイッチを付けて灯りを付けたり消したりしましたよね。あれです。

一番一般的なスイッチで、住宅の照明器具や換気扇等に使われています。


メリットは、配線が簡単な事。単価が安い事です。


デメリットはスイッチを切って電源をOFFにしても漏電や感電の可能性がある、ということ。

片切スイッチでは一方の線が電源とつながっていますから、電圧が強い場合、スイッチを切っても微弱な放電が起こることがありますので高電圧な場所や水回りの場所では使えません。


両切りスイッチは二本一組の配線の両方をON/OFFするスイッチです。


完全に電流を遮断するので安全性が高いのが最大のメリットです。


住宅の中で強い電圧が必要となる場所（ブレーカー・エアコン等）や、浴室など水気のある場所で確実に電流を止めたいところなどに使われていることが多いとされています。

デメリットは配線が複雑で手間が掛かるのと部品が高い事です。


中間スイッチの中を開けてみると片切と両切りの構造がよく判ります。

片切スイッチWH5407

両切りスイッチWH5201



３路スイッチは電源のON/OFFではなく３路スイッチを２つ組み合わせて回路を切り替えるスイッチです。



よく廊下の両端、階段の上下に付いていて双方で入り切りできるアレです。


たまに双方に同じタイミングで人が重なって電気をつけようとして、時間差で先にスイッチで電気を付けた瞬間にパチッって消されてイラッ！とした事無いですか？


あのスイッチです。（笑）


４路スイッチは回線がクロスしていて３路スイッチとの組み合わせで３か所以上の場所から照明を操作出来るスイッチです。




ちなみに片切スイッチと３路スイッチの見分け方は、スイッチ本体に黒い印が入っているモノはON/OFFの印なので、印の無いものは３路スイッチです。

WN5001

WN5002



ためになったね～～～～！！


オヤイデ電気でも数々のスイッチをご用意しておりますのでこちらもご覧ください。

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以上、葛下でした。最後までお付き合い下さりありがとう御座いました。






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