DC-3398にストレートプラグ仕様のラインナップが登場!
オヤイデ電気は、楽器エフェクター用プレミアムDCケーブル「DC-3398LS」「DC-3398SS」の2種類を新発売します。
2016年6月の発売以来、ギタリストやベーシストの間で「DCケーブルを交換することで音が変わる」という新たな価値観を生み出してきた「DC-3398LL」。DCケーブルを交換するだけで多くの音質改善効果を体感できることから、現在も多くのユーザーに支持されています。
とはいえ、L型プラグはパッチケーブルやエフェクター筐体に干渉する場合があり、使用できる場所が限られるという課題がありました。そのため、DC-3398LLユーザーからストレートプラグ仕様を求める声が年々増加。オヤイデ電気はこうしたニーズに応え、満を持して完全オリジナルのストレートプラグ仕様を新たに開発しました。
| 新開発のストレートプラグ | 
DC-3398の進化は、単にストレートプラグを採用しただけではありません。
DCジャックが筐体内部に設置されたエフェクターにも対応できるよう、ストレートプラグには「2段階のスペーサー」を追加。これにより、従来のDC-3398LLでは使用できなかった一部のエフェクターにも対応可能となりました。
『エフェクターの電源ケーブル』とも言えるDCケーブルは、エフェクターのポテンシャルを最大限に引き出す重要な要素です。DC-3398専用ツイストケーブルによる耐ノイズ性と、導電効率を極限まで高めた音響用銅線「精密導体102SSC」のシナジーにより、お気に入りのエフェクターを更なる高みへと導きます。
DC-3398シリーズ 最大の特徴
- ツイストケーブルには音響用配線材「オヤイデ電気 3398-18」を使用。導電効率を極限に高めることで、機器のポテンシャルを最大限に引き出します。
 - 「3398-18」はUL3398規格に準拠。耐圧300V・耐熱150℃と高い安全性を確保。
 - ピッチ管理されたツイストペアを採用。電線から発するノイズを打ち消し、耐ノイズ性能を発揮。
 - DCプラグは金メッキプラグを採用。高い導電率と耐腐食性を実現し、安定した接続を提供します。
 - NEW新たにストレートプラグをラインナップに追加。DCプラグの根元には2段階スペーサーを設けることで、DCジャックが筐体の奥まった位置にある場合でも使用可能に。※DC-3398LS/DC-3398SSのみ
 
DC-3398シリーズ 特徴
●精密導体102SSCを採用したプレミアムDCケーブル
「DC-3398」に採用しているツイストケーブルには、音響用配線材「オヤイデ 3398-18」を使用。3398-18の導体には、オヤイデ電気が開発した音響用銅線「精密導体102SSC」を採用し、銅線本来の導電効率を極限にまで高めることで、優れた伝送性能を実現しています。
「DC-3398」は、DCケーブルとしては異例のAWG18(0.75sq)の極太導体を採用。これにより導体抵抗を低減し、電源の導電効率を向上させます。さらに、絶縁体には高い電気特性と高耐久性を兼ね備えた「XLPE(架橋ポリエチレン)」を採用。UL3398規格にも準拠し、耐圧300V/耐熱150℃にも耐える高い安全性を兼ね備えたハイスペックな線材です。
「DC-3398」は、プラス線とマイナス線を等間隔にツイストすることで平衡化。対称に撚られたツイスト線が電磁ノイズや外来ノイズを低減し、ライブユースに耐えうる耐ノイズ性能を確保しています。
DCプラグとしては稀の金メッキプラグを採用し、導電率と耐腐食性を向上。
抜き差しの多いヘビーデューティーな使用環境を想定し、プラグ部はモールド加工で仕上げました。
ストレートプラグの根元には「2段階スペーサー」を設けることで、DCジャックが筐体の奥まった位置にある場合でも使用可能になりました。2段階スペーサーのストロークは全長4.5mmもあるので、あらゆるエフェクターのDCジャックに対応します。
●便利なマーキングシール
エフェクターボード内の配線時、パワーサプライとエフェクターをつなぐDCケーブルの判別がしづらいと感じたことはありませんか?「DC-3398」には識別用マーキングシール(赤・銀・青×各2枚、計6枚)が付属。ケーブルの差し替えや配線の識別時に便利に活用できます。
●多彩なケーブルラインナップ
「DC-3398」はLL / LS / SSの3種類のコネクタバリエーションに加え、10cm/20cm/30cm/50cm/90cmの5種類の長さをラインナップ。多様なエフェクターボードに対応し、音質改善にも貢献する理想的なDCケーブルです。
【DC-3398シリーズ】
DC-3398シリーズ 仕様
| 
   製品名  | 
  
   DC-3398 LL / LS / SS  | 
 
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   プラグ形状  | 
  
   L型 または ストレート  | 
 
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   ケーブル  | 
  
   オヤイデ 3398-18黒×白  | 
 
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   導体  | 
  
   精密導体102SSC  | 
 
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   導体サイズ  | 
  
   AWG18 (0.75sq)  | 
 
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   絶縁体  | 
  
   XLPE(架橋ポリエチレン)  | 
 
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   規格(ケーブル)  | 
  
   UL規格
  AWM Style 3398  | 
 
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   プラグサイズ  | 
  
   5.5 ×
  2.1mm(外径×内径)  | 
 
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   スペーサーサイズ(ストレートのみ)  | 
  
   全長4.5mm  | 
 
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   コネクタメッキ  | 
  
   金メッキ  | 
 
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   長さラインナップ  | 
  
   10cm/20cm/30cm/50cm/90cm 計5種  | 
 
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   付属品  | 
  
   識別用マーキングシール(赤・銀・青×各2枚、計6枚)  | 
 
あとがき
2016年6月にDC-3398LLが発売された当初から、実はお客様からストレートプラグの要望は多く寄せられていました。しかし、当時はまだ「DCケーブルで音が良くなる」という知識が浸透しきっておらず、弊社としても”挑戦”の段階だったため、ラインナップを増やすことはネガティブな印象でした。
あれから年月が経ち、弊社は「東京ペダルサミット」というイベントに出展する機会を得ることができました。ここではエフェクターフリークが集結するので、DC-3398LLとの親和性は抜群でした。
そこでお客様の声を聞いていく中で、
- DCケーブルを拘る人が増えていること。
 - DC-3398LLでは使用できないエフェクターがあること。
 - SSC-4はL-Sが一番人気だったこと
 
を再確認することができました。
たびたび寄せられる声に「これはニーズに応えるために、必ず用意しないといけない!」と決意するに至りました。
幸いにもDC-3398LLの人気は好調で、キクタニミュージック様(K.E.S)からOEMを受注するなど、業界的にも大変好評いただいていることが後押しとなっています。
せっかく用意するなら「ストレートはサイズが大きくなりがち」という欠点も解消したく、サイズ感は非常に拘りました。既にL型プラグを使っている方であれば、ほとんど違和感のない使用感だと思います。
またLプラグは奥まったDCジャックに挿し込めない時がありましたので、ストレートプラグ側で諸問題を解決しています。※好評だったらL型もブラッシュアップするかも?
ちなみに、こちらも要望の多い「ソルダーレスDCケーブル」は現状検討していません。市場に出回っているソルダーレスDCケーブルは「プラス電極がシールド線側」となってしまうので、静電容量・耐ノイズ面でトラブル要因や音質的不利な条件を内包しています。DCケーブル=電源ケーブルですから、安全なものを提供したいですね。
また「ZOOM Multi Stomp+シリーズに使用できるか?」という問い合わせを多くいただいておりますが、DCジャック穴の形状が特殊なため非対応となります。
一時期対応させるかも検討したのですが、このジャック形状はメーカー側の「純正以外使わないで欲しい」という設計思想にも捉えられるので、敢えてここは非対応のままとしました。予めご了承ください。🙇
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| 【DC-3398シリーズの詳細はこちら】 https://www.neo-w.com/neo_cables/power_cables/dc-3398/  | 
では、新しいDC-3398をお楽しみいただければ幸いです!
以上、原田でした。


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