こんにちは、葛下です。
引き続き緊急事態宣言真っ最中ですが、いかがお過ごしですか?
秋葉原ではたまに「え?」って言うぐらいの人の出がある時がありますが、どうなんでしょうね~
とは言え、やはり引きこもってテレビを見てる時間が増えたのではないでしょうか?
最近のテレビって、画像が良くなりましたよね~
地デジだけでも凄くなったのに、なんか4Kやら8Kやら…
一昔前のアナログ地上波放送なんてもう見れないですよね。
ただ、画質が良くなった事に伴って同軸ケーブルもそれ相当にグレードを上げないといけないんですよ。
そもそも同軸ケーブルとは何か?
楽器用のシールドケーブルを見ても見た目は全く同じです。
一本軸の中に銅線があって絶縁体があってモジャモジャのシールドがあって…
でもシールド線は同軸とは呼びません。
なぜか?
知りません(笑)
一般に高周波用で特性インピーダンス(75Ωや50Ω)が決まっているケーブルをいわゆる「同軸ケーブル」と呼ぶのです。
シールドケーブルも中の構造上の理屈では同軸ケーブルなんですが、なぜかそうゆう理由で分けられているらしいです。
まあ、いつまでもソコにこだわっていても、決められてるもんはしょうがないんですから先に進みましょう。(笑)
3Cー2Vとか5Cー2Vとかって呼び方聞いた事ないですか?
ありますよね。
一般的な同軸ケーブルの呼び名です。
名前を分析しますと、最初の3とか5とかって太さです。
数が大きくなる程太くなります。
「C」の部分は特性インピーダンス(Cは75Ω、Dは50Ω)
50Ωは無線関連、75Ωは映像で使用するのでテレビのアンテナで使うのは「C」の75Ωです。
2Vの「2」は絶縁体がポリエチレンで、
3C-2V |
ここが「F」になると発泡ポリエチレンになります。
3C-FV |
で最後の「V」はシールドが一重編組って事で、
「W」になると二重編組、
5C-2W |
「B」は編組プラスアルミ箔が付いているんです。
S-5C-FB |
で、テレビ放送って地上波⇒BS放送⇒CS放送⇒4K/8Kと言う順番で周波数が高くなっていきます。
周波数が高くなる程、減衰の割合が大きくなります。
なので減衰が大きくなるモノに連れてケーブルもそれなりに減衰率の少ないモノに変えなければならないのです。
さっき出てきた3C-2V。
昔はこのケーブルがほぼ殆どの御家庭で使われていた筈です。
ただ、それが地デジになってちょっと怪しくなり(厳密には保証されてないがまだ映ります)、BC・CSではアウトです。
厳密にに言うとBS放送までなら3C(5C)ーFVってケーブルで大丈夫なんですが、CSはアウトです。
CSを受信しようとすると、頭に「S」が付くS-5C(7C)-FBじゃないとダメです。
頭の「S」はBS/CSの「S」です。
ちなみに4K/8Kもこのケーブルで大丈夫です。
だからまあ、将来の事考えるとS-5CーFBを使っていれば安泰なんですが・・・
流石に太い!硬い!取り回しが不便!
7Cなんか一般家庭では無理無理!(笑)
なのでまあ、地デジだけなら昔ながらの細い3C-2Vを使ってる方がすっきりするし、まとまりが良いですよ。
ちなみに、我が家では昔スカパー(CS)を引いていたんですけど、パラボラアンテナから部屋の外まではS-5C-FBで引っ張って来たんですが、
ウチの部屋の壁紙は赤い!
ここにこのグレーの太いケーブルは合わん!!
と思い、インテリア重視で、部屋に入る直前で赤色のカナレのLー3Cー2VSと言うケーブルに変換して
エアコンダクトを通して部屋の中に這わせておりました。
カナレのLー3Cー2VSはいろんなカラーバリエーションがあって中が撚り線で取り回しが良いのです。(ただし取り付けるFコネクターは中心導体をそのまま出すタイプはNGです)
CANARE L-3C-2VS |
で、その苦肉の策の結果…
天気が悪くなったらすぐ映らなくなりました。(笑)
雷なんか鳴ったら最悪でしたね。
例えば野球中継を観ていて
「バッター打ったー!!入るか!?入るか!?」・・・
ってトコでそのまま画面がフリーズするなんて事も何度か起こりました。
これは本当に悲しい事件なので、皆様、こうゆう事が起こらなない為にも正しいケーブル選びを心がけましょうね。
余談ですが、昔、同軸ケーブルが普及する前、テレビ線は二本線のフィーダー線だったのを覚えていますか?
いや、もとい…(覚えていますか?だったら歳がバレる…)
ご存知ですか?(笑)
このフィーダー線、不思議と探していらっしゃるお客様が多いんですよね~…(何に使うのでしょうか…)
ウチでも「良かったー!もうどこにも売ってないんだよ!」なんて言いながら買って行かれたお客様が多数いらっしゃいました。
オヤイデ電気ではまだまだ現行品として販売しております。
では皆様、同軸ケーブル選びは慎重に。
画質を取るか、ホームランのシーンが見れなくてもインテリアにこだわるか。
それはあなた次第です。
以上、葛下でした。
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