2021年5月26日水曜日

ネジ止めRCAプラグRP-1013ZAGの秘密

こんにちは、葛下です。

なんかモヤモヤとした日々が続いてますね。

また緊急事態宣言が延びるとか延びないとか…

オヤイデ電気もすっかり暇な日々が続いております。

かと言って「もっと店に来てください!」なんて事も言えない現実…


あ~、モヤモヤ…


さて、わたくし、入社して10ヶ月になるんですが、まだまだオヤイデに置いてある商品について知らない事だらけです。


先日体験したちょっと恥ずかし情けないエピソードと共に面白い商品を紹介したいと思います。


RP-1013ZAG


半田付けが苦手な方でも半田を使わずにネジ止めで作ることが出来る便利なRCAプラグです。


先日このRP-1013ZAGを買って行かれたお客様が再び商品を持っていらっしゃいまして



「これ、先日買ったんだけどメス側に差さんないんですよね~」



これまでもこう言った事は何度かあったんですけど、大抵、個体差で少しキツかったりするだけでギュッと力を入れて差し込めば差さるんですよ。


で、今回も


「あ~、ひょっとして個体差で少しキツいかもしれないですけど規格は同じなんでギュッと差し込めば差さる筈です…差さる筈で……差さる…筈…」




「差さんないですね!!」(汗)




個体差でキツいどころか、全く差さりません。




判りますか?

これ、ちゃんと根元まで差さらないとダメなんです。

よく見るとこのコネクター、先の切れ目が入って広がる部分がカバーによって固定されているんですよね。




なぜだ…なぜなんだ…これは一体…


などと背中に変な汗をかきながら差さらないオスメス同士をカチカチやってたら、横にいたスタッフのM氏が


「あ~、これね」


と言いながら、カバー部分をクルクルと緩め、カバーを緩めてからピン部分を差し、その後にカバーを締め直す。


「ほら、こうゆう事ですよ。これなら抜け防止にもなるでしょ?」


・・・


私・お客様、同時に




「お~!!なるほど!!」




店員がお客様と一緒に関心してどうすんだ!!(爆)


しかしその時私にはM氏が神に見えました。


神降臨!!


ただ単に自社製品の研究を怠っていた私の職務怠慢なんですが、私、長年RCAプラグを売って来ましたがこのタイプは始めてでした。


なるほどね~…こうゆう逆転の発想もあるのか…


ここで判り易いように写真でおさらいしますね。



外側のカバーをグリグリっと回して緩めます。



その状態でプラグを差し込んでカバーを反対側にグリグリ回して固定します。


すると、プラグが固定されてちょっと引っ張っただけじゃあプラグが抜けないんです!



凄いですね~!!


あ、ちなみにこれは金メッキタイプですが、ロジウムメッキタイプも御座います。

RP-1013ZARh


ケーブルの取り付け方は以前に当スタッフの本多氏が大変詳しく写真入りで説明しておりますのでそちらの方を参照して下さい(笑)


本多氏のブログ


今回の私の話のメインはそっちじゃないので(笑)


それではまだまだ知らない事だらけの葛下でした…


勉強します…


2 件のコメント:

  1. RCAプラグは、抜き差ししている内に、接触不良を起こすことがしばしばあり、信頼できるものが欲しいと思っていました。また、私の経験では、半田式のものより、ソルダーレスのものの方が、音の鮮度が良い様に思います。勿論、半田は信頼あるオヤイデさんのものを使っていますが、アンプの配線等も、半田は、もしもの為の糊付け程度に考えています。
    コロナがおさまって、秋葉原に行った時は、必ずオヤイデさんに寄らせて頂きます。

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    1. コメントありがとうございます。大変興味深く、参考になりました。我々も「半田の良さ」「ソルダーレスの良さ」、どちらも啓蒙していけたらと思っています。
      コロナ禍が落ち着きましたら、是非秋葉原までお立ち寄りください。ご来店お待ちしております。

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