2023年3月10日金曜日

DCケーブル自作してみた!





こんにちは。三浦です。


突然ですが、弊社には『DC-3398LL』というDCケーブルがあり、有難いことに数多くのアーティストの方にご使用頂いています。

取り敢えずDC-3398LLを選んでおけば、間違なし!

実際さまざまな線材を使用して、DCケーブルを作ってきましたが、DC-3398LLのポテンシャルの高さには本当に驚きます。



ですが!?



やはりケーブル自作ッカーとしては、自分でこだわって作ったものを使用したい時もある!

という事で、今回はDCケーブルの作り方講座です。



しかし!?



先に申しておくと、『DCケーブルの自作を安易にオススメはしません』


どっちやねん!!


と皆様のツッコミが聞こえてきますが…

作りが甘ければ、大切な機材を壊してしまう危険性があります。

十二分に注意しながら作りましょう!




まずは、私がDCケーブル制作に使用する工具の紹介です。






そして今回使用する部材は、こちら。

線材は『3398-24』
プラグは『MP-136L』




では、早速制作に取り掛かりましょう!

まずは、ケーブルの先端を剥くのですが、私はケーブルの太さによって剥く長さを変えています。

比較的太い場合は、2〜3mm
細めの場合は約10mmほど剥きます。

その理由は、プラグ金属部の穴です。


この穴に通るか否かで剥く長さを変えているのです。
実際穴に通してはんだづけをした方が、安定性や強度が高いです。

今回は、細めのケーブルをチョイスしましたので、穴に通していきます。


穴に通したら、写真のようにプラグ部にぐるっと巻きつけます。
これで引っ張り強度が向上します。




そしたら早速はんだづけをしていくのですが、

一点ここで注意事項です。
エフェクターで使用される多くのDCケーブルは、センターマイナスです。
通常の結線とは、ホットグラウンドが逆になりますので、ご注意下さい。
(センタープラスの場合もあります。)

では、特に予備ハンダ等はせずに、ジュッっとやっていきます。(クランプの使用感は気にしないでください笑)

結線の順番はホット側(通常だとグラウンド)から行います。



グランド側も同様にはんだつけしていきます!


と、その前に、ホット側のプラグ部分に絶縁テープを巻きます。

そこで登場するのが、ASF-110FRフッ素樹脂テープ(5mm幅)です。


これが細くて薄くて使いやすいのです。

今回使用している3398は熱に強く、外皮もしっかりしているので大丈夫ですが、ビニール被覆のものや被覆が薄いケーブルを使用する際は、こうして巻いておくと安心です!

ぐるっと一巻き!
これで安心!




そしたら反対側をはんだ付けする前に今回は4つ編みでケーブルを編んでいきます。

クランプで固定して、なるべく均等になるように編み編み。




同様に反対側もはんだづけ!




そして最後にテスターで導通確認!

余談ですが、DCプラグの導通の際、テスターの片側がミノムシクリップだと、個人的にすごく便利!

これで完成と思いきや、もう一工程。
シリコン接着剤を塗って、プラグとカバーを接着します。


こちらのシリコン接着剤ですが、完全に接着されるまで、少なくとも3日はかかります。




完成!


今回は4つ編みで編みましたが、ツイストだったり、8編みだったりとそこはケーブルの太さを考慮しながら、自由に作ってみて下さい!
ツイストVer.

8本編みVer.


さて、今回制作した3398-24 4つ編みDCケーブルですが、秋葉原直営店の店頭に並べて置きますので、もしよろしければチェックしてみて下さい!


以上!
三浦でした!



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秋葉原直営店に是非お越し下さい。

皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。



営業時間:10:00~19:00

         土・祝 10:00~18:00

定休日 : 日曜日(年末年始)


☎ 03-3253-9351 FAX 03-3253-9353


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