2023年10月7日土曜日

【オンリーワンな魅力】Sommer Cable『Colonel Incredible』『Goblin』登場!



こんにちは、三浦です。

ケーブルマニアの皆様お待たせしました!

Sommer Cableから『Colonel Incredible』『Goblin』の切り売りを開始致しました!

他に類を見ないケーブル構造を持った本ケーブル2種を解説して行きます!



Sommer Cableとは?

ドイツのシュトラウベンハルトにあるSOMMER CABLEは、ヨーロッパでトップシェアを誇るケーブル専門メーカーとして知られています。

OFC(無酸素銅)線による圧倒的な伝導率と独自のシールド技術、そして他に類を見ない「ケーブルのしなやかさ」が特長です。他メーカーと比べ、電気特性の驚異的な正確さと誤差の少なさが認知され、現在では115ヶ国以上で採用されています。

SommerCable GmbH(English) » http://info.sommercable.com/


Colonel Incredibleの特徴


Colonel Inlredibleは、柔軟な取り回しが可能な2芯ハイエンドインストゥルメンタルケーブルです。

このケーブルの特徴は、なんと言ってもその構造です。



一芯銀メッキ導体+錫メッキシールド線と専用GND線のツイストペア構造、一般的に使われている楽器用ケーブルはシースのすぐ内側にシールド層を持っているのですが、Colonel Incredibleにはそれが無いということになります。


ではこの構造により、どういった効果が得られるのか?

一つは、ツイストペア構造による外来ノイズの抑制です。

またメーカーの公式でも勧告されている通り、Colonelの結線方法は必ず『シールド線の芯線をチップ、シールドとGND線をスリーブ』に落として下さい。




この特殊な結線方法により、静電容量と振動による影響を抑え、歪みの少ない滑らかな周波数特性とワイドレンジの獲得を可能にしています。


そして、シールド層を無くすことによりシールド線特有の取り回しの固さも解消しています。

外径7.2φとは思えないほど、柔らかく取り回しが良好です。


素線構成は7/0.25mmとこれも珍しい構成をしています。

他のケーブルでこの構成だとケーブル本体の固さが気になってしまいますが、前述の通りColonelはその点を解消しています。


音質傾向は、まずフラット性能の高さと音抜けの良さが挙げられるでしょう。

それらはこれまでに述べたColonelが持つケーブル構造による周波数特性が大きく影響しています。

柔らかな音像の中にもしっかりとした輪郭があり、


名前も独特ですよね。

Colonel Incredible (素晴らしき大佐)。

このケーブルはオフロードに溶け込む為に、オリーブグリーンのPVCシースが採用されています。

アーミーフィールドに馴染むグリーンカラーである事からColonel (大佐)の名前が付いた事は、概ね予想されていた方もいらっしゃると思います。

Colonelを開発していた際に、当時Sommer Cableに所属していたイタリア人のチーフエンジニアが、自分の周りで良い事や、他のスタッフを褒める際に使っていたお気に入りのフレーズが「incredible!!」だったらしく、それを採用したというお話を伺いました。

そのお話を考慮すると『驚くべき大佐』とも取れますし、チーフエンジニアの彼を大佐と重ね、大佐が「素晴らしい!!」と言っているニュアンスにも取れますね。


特異な構造による『柔軟な取り回し』と『唯一無二のサウンド』が魅力のColonel Incredible。

是非お試し下さい!


Goblinの特徴



Goblinは柔軟な取り回しと高いシールド性能を持ち合わせた2芯マイクロフォンケーブルです。

外径4.6φという細さとケーブルの柔らかさを活かしたパッチケーブルやバンタムケーブルとして最適です。




このケーブルの構造として面白い点が、シールド層にあるアルミ蒸着メタルフリースです。

アルミ蒸着とは、アルミニウムを加熱蒸発させた微細粒子を付着させる事を指します。

いわゆるアルミ箔などと同様にシールド効果を得られるのですが、Goblinが持つアルミ蒸着メタルフリースには、柔らかいという特徴があります。

これによりシールド効果を得ながらも、ケーブルの可とう性を損なわない事が可能です。

また引張強度が高いという点も挙げられ、耐久性が高くスタジオユースである点も特徴です。

とても利便性を感じるアルミ蒸着メタルフリースですが、これを採用しているケーブルはとても珍しいです。

さらにGoblinは、その上からスパイラルシールドによる2重シールド構造を採用していて、ノイズ対策に抜かりがありません。


アルミ蒸着メタルフリース、ケーブルでよく使われるアルミ箔、そしてNRF-005でお馴染み旭化成のPULSHUT®︎の性能を比較してみました。

  アルミ+フィルム蒸着アルミPULSHUT®
  
抵抗率×
(抵抗損失を活用)
柔軟性
(厚みに依存)

(厚みに依存)
高周波ノイズ耐性
耐久性
磁性非磁性非磁性非磁性
メカニズム反射反射熱変換

ご参考までに。(そもそもアルミ蒸着メタルフリースを採用しているケーブルが他にないので参考になるかわかりませんが笑)


音質傾向に関しては、帯域的にピークの少ないサウンドで用途を選ばず使用しやすいという点が挙げられます。

しかしSommer Cable特有の押し出し感があり、同社のGalileo238にも似た印象を受けます。

中低域に程よく厚みがあり、ケーブル同様柔軟な音色が魅力です。


『耐ノイズ性能』と『フレキシブルな可とう性』の両立が魅力のGoblin、是非お試しください。


以上!

三浦でした~。


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秋葉原直営店に是非お越し下さい。

皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。



営業時間:10:00~19:00

         土・祝 10:00~18:00

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