こんにちは、葛下です。
ギターやラインケーブルに使われているいわゆるシールドケーブルってご存じですよね。
その名の通り、被膜の内側に外部導体、いわゆるシールドと呼ばれる部分があり、外部からのノイズ対策がされております。
では、スピーカーケーブルを見てみましょう。
アンプとスピーカーを繋ぐケーブルなのですが、2本の平行ケーブルでシールドはされておりません。
EXPLORER V2 |
余程高級品のスピーカーケーブルでシールドされている物もありますが、大抵のスピーカーケーブルはシールドされていません。
音響の為のケーブルなので外部からのノイズ対策は合った方が良いに決まっているのに、なぜスピーカーケーブルってシールドされていないのか…
不思議じゃないですか?
答えは双方に流れる電気信号の違いなのです。
シールドケーブルと言うのは微弱な電気信号を受け渡しします。
微弱な電気信号って、外来ノイズの影響を受けやすいのでシールドでノイズ対策をする必要があるのです。
一方スピーカーケーブルは、莫大な電流が流れる為、外来ノイズの影響は受けにくくシールドの必要性が無いのです。
考えてれば私が過去に持っていたベースアンプって500Wでしたからね。それだけの電流が流れているのです。
なので、シールドケーブルとスピーカーケーブルは根本的に目的が異なるのです。
シールドは、より優れた音質で信号を届けるか、スピーカーケーブルは大きな電流を安全で損失無く受け渡すか。
当然、ケーブルのつくりそのものも全く違ってきます。
大きな違いは外部導体(シールド)の有り無しの他、導体面積の違いです。
スピーカーケーブルはAWG14~20ぐらいのモノが多く、
シールドケーブルはAWG18~22と、太さが全く異なります。さて、ここで重要になってくるのが、双方のケーブルには全く互換性は無いのです。
仮にシールドケーブルをスピーカーケーブルとして使用した場合、シールドケーブルは大電力の信号を受けきれず、最悪の場合焼けます。
逆にスピーカーケーブルをシールドとして使用した場合、電気的な危険は無いのですが、シールドがされていない分、外来ノイズを影響を受け易いです。
シールドが付いている高級スピーカーケーブルを使用する分には全く問題ありませんが、高いお金を払ってまでそこまでするメリットはありません(笑)
普通にスピーカーケーブルとして使って下さい。
スピーカーケーブルとシールドケーブル。それぞれに合ったモノを使って下さい。
特に楽器のセパレータのアンプに使うスピーカーケーブルって、シールドと同じ6.3φフォーンプラグが付いてますのでどっちでもええやん!とか言って使い回しは絶対に止めて下さい。
使って良いヤツ |
見た目には絶対に判りませんからちゃんと目印を付けて使い分けするようにして下さいね。大事な機材が壊れますよ!
以上葛下でした。
タメになったね~!(笑)
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