2020年8月3日月曜日

その表記の意味、ご存知ですか?

こんにちは、本多です

オヤイデ電気によくある問い合わせの一つとして、「電線の表面に〇〇って書いてあるんですが…これって在庫ありますか?」という、手元にある電線が何かわからないがとりあえず目に入った情報をお伝えいただく、というもの

「VCTF 0.75SQ」や「MOGAMI 2534」など、そのものの名称や型番、サイズなどが印字されていれば大変親切なのですが、
「AWM 20276 UL〇〇VW-1 28AWG...」といった風にツラツラとよくわからない数字や呪文のように英語が並んでるというパターンがよくあります

実はそれ、電線そのものを表すものではなく、その「電線が適合している規格や仕様」を表しているものだったりする場合がほとんどで、「商品名とかではないのでそれだけだとさっぱりですー!もっと情報を下さいー!」となってしまうわけです

そりゃわかりませんよね、私どもも電線屋なんかやってなきゃ、恐らく死ぬまで知らずにいる情報ですもの

そこで今回は、いくつかのよく見かける表記を例にしてそれらの意味を極々簡単に紹介していきます!

「長さが足りなくて同じ電線が必要だけど、名称とかわからないから困るー」って時に、電線を探す一助になれれば、これ幸いです


それでは早速いってみましょう、「ケーブルによくある表記シリーズ

UL=アメリカ保険業者安全試験所(Underwriters Laboratories Inc.)が策定する製品安全規格の事
色々な安全基準が設けられており、これに準拠しているということ=安全な品であるという事の照明になります
赤丸の中のがULのマークです。赤い線が引いてある部分がULスタイルのスタイルナンバーです
この場合「UL3239」に準拠した「105℃耐熱」で「20KV」耐圧の電線であることが読み解けます
こちらはわかりやすく「STYLE 3239」と表記してあります

CSA=カナダ規格協会(Canadian Standards Association)が策定する認証規格のことです
「カナダ版のUL規格」というとちょっと砕けすぎた表現かもしれませんが、だいたいそんな感じです
UL規格との相互認証をとることが可能で、それぞれどっちを元にしたかによって「cUL」や「CSA NRTL」マークを与えられます
画像の電線の場合は「cUL」マークがありますので、ULによってCSA規格の認証を取得していることを示しています


AWM=先程からちょいちょい写り込んでいるAWMは「Appliance Wiring Material」の略です。機器用配線材であることを表しています。
これは一般的なUSBケーブルですが、ココにもAWMの表記がありますね

VW-1=UL224規格およびCSA規格に規定される難燃グレードのこと
つまり噛み砕いて言うと燃えにく電線であることを示しています
VW-1は結構いろんな電線で見かけます

AWG= これはオヤイデユーザーなら馴染み深いワードですね、「American wire gauge」の略で、電線のサイズ(太さ)を表しています
コレがわかるだけで欲しい電線のサイズを把握しやすくなります

一つ前の画像ですと、「24AWG」とありますので24AWG≒0.2sqということがわかります




書いてみて気づきましたが「あんまり役に立たないいんじゃないかコレ…」

そりゃそうですね、普通は電線の規格とか正直どうでもいいはずです
安全規格とかそういうのは製品開発なり管理なりをする方々しか知る必要性が殆どないものなので、今回は「電線を特定するのにある種必要な番号とかなんかそんなん」程度で大丈夫です!

個人的にはAWG=電線のサイズ!ってだけでも覚えて帰って頂ければ今回のサンデンを書いた意味があるってもんです


ちなみに、余談ですがメーカーが独自に開発した製品なんかにはこういった規格等の情報がツラツラと書いてあるだけで、何という名前の電線なのかは全く記載してないパターンのものが数多く存在しています

それでも、そこから該当する電線を探す事もできなくはないですし、近いスペックのものをご案内したり、又は同じ仕様で特注製作する、なんて事もできる場合もあります

とりあえず、てんでわからない!という時はご相談下さい

オヤイデスタッフが諦めることなくお探しの電線まで導いてくれることでしょう!
(そして、特定の顧客のみに卸している電線であったというどうにもならない事実にぶち当たるまでがセットです…)



ちょっと砕けた感じになり過ぎましたが、今回はココまで

本多でした



1 件のコメント:

  1. ありがとうございます。
    何気ない表記ですが知っているのと知らないのとでは雲泥の差ですね。

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