皆さん『ノーメックス』ってご存知ですか?
ノーメックスとは…
ポリアミドの物質構造中において芳香族で構成されるアラミドのうち、耐熱耐炎難燃性の高いメタアラミド系に属する繊維で、デュポン社の商標登録です。
https://kotobank.jp/word/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E7%B9%8A%E7%B6%AD-2123573 |
とまぁ、わけのわからない単語がいっぱい出てきましたが、耐熱耐久性に優れた素材という事です。
その他にも耐薬品に優れていたり、絶縁性能にも優れていまして、航空宇宙、建設、軍事、海洋、スポーツ、自動車業など幅広い分野で使用されています。
具体的には変圧器や発電機、産業用モーター、自動車用モーターなどに使用されています。
このブログで頻繁に登場する、実は我々の生活を影で支えてくれている系です。
他の使用例ですと、防護衣料の素材にも使用されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9 |
耐久性と耐熱性、さらには軽量であったりと様々な恩恵がある特性上、消防、軍事航空、自動車レースなどで使用される衣類にはノーメックスが用いられているんですねぇ。
またハニカム構造(所謂亀の甲)に整形し、衝撃吸収を強め軽量剛性化する事で、航空機の部品などにも使用されています✈️ノーメックス凄いッ❗️
弊社ではそんなノーメックスを用いた、ノーメックス紙という製品を取り扱っています。
250°Cまでの温度変化、95%までの相対湿度変化にも影響を受けない、安定した電気特性を備えていて、耐熱は脅威の220°C❗️
各種薬品、溶剤に対する耐性を持っていて、機械的強度もあり加工性にも優れています。
ノーメックス紙にアクリル粘着剤を塗布した、ノーメックステープも御座います。
実は先に挙げた用途以外にも、弊社のブログでは過去にこんな事に使われたりしています。
ほぅほぅ、中々いい感じですね…。
ということで、私も試してみました!
天井の照明カバーにノーメックス紙をくるりと装着❗️
またオーディオ用途にも使用された事例があります。
ニューヨークのレンセラー工科大学内にあるExperimental Media
and Performing Arts Centerでは、世界で初めて音響上の理由でノーメックスを建材として使用したコンサートホールだそうで、ノーメックス製の天蓋を使用しています。
https://empac.rpi.edu/ |
これにより中高域を反射させ、残響や低域に影響を与えるらしいです。
また世の中にはノーメックスを使用して作られたクラシックギターもあるそうで、それがこちら。
https://asturias.jp/product/doubletop/ |
表面板にハニカム構造加工したノーメックス用いた、軽量かつ柔軟で、強度に優れたダブルトップ製法という構造製法です。
https://asturias.jp/product/doubletop/ |
これにより、単板のトップスよりも湿度や温度の変化に対する抵抗力が増し、優れた共鳴と立ち上がりの速さから大きな音量を生み出すことができるらしいです。
それは一度弾いてみたいですねぇ…。
ということで、本日の週刊サンデンは、耐熱だけではないノーメックスの魅力のご紹介でした〜。
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