2011年8月19日金曜日

Let's Hands up Together! (レッツ・ハンダ・トゥゲザー!)

HELLO! EVERYONE!

あの機材を買ったらケーブル買う予算がないな~、みたいな経験をしたことのある僕です。

まぁ、ケーブル屋がこんな儲からなくなっちゃう提案をするのは如何なものかと思いますが、実際使いたいプラグに使いたいケーブル買って、自作して、結果安く上がった、なんてことありますよね?

なんてしようもない前置きは兎も角、夏なんで自作をしましょう!ということでね、ハンダで自作したい人、手を挙げて!という提案です。はい。

最近ははんだづけカフェなんて気の利いた場所があったり、はんだガールが増殖してたりして、オヤイデの自作講習会などにも女子の姿もちらほらとお目見えしております。

それだけハンダ自作ピープルが増えているのかな?まぁ何せハンダ付けなんて云うものはやり慣れちゃったら既存のプラグ付きケーブル買うよりずいぶんと安く出来ちゃったりする場合もあります。何より、自分好みのオリジナルが出来るってとこも重要なポイント。

電子楽器を扱ってると、ケーブルって抜き差しが多かったり、ハードに引き回したりで断線の危機や接触不良の憂い目にあうこともしばしばあるから、そんな時の決定的なスキルとして、あなたにハンダ付けのイロハをお伝えできればと思う訳です。とは云ってもね、簡単です!(キッパリ!)

ことケーブル製作については「難しさ」よりも「自作慣れ」が大体勝りますので、今後の長きに渡るオーディオ人生に一滴のエッセンス(スキル)を加えてみることで、あなたの過ごす時間が更に素敵なものとなることでしょう。

では始めます!

先ずは道具の用意!
はんだごて
はんだ(色々特性とか種類があるのでお好みで)
こて台
こて先クリーナー
・バイス(万力)またはクリップ、差し込み式のケーブルテスターなどケーブル、プラグを押さえられる何か。
ハサミ、カッター、ケーブルストリッパーなど
ケーブルテスターチェック用に。

とりあえずこんな感じでしょうか。それぞれ値段はピンキリ。別に高い工具じゃなくてもさして問題はありません。

でもアレですね、実際これだけ羅列しちゃうと工具も結構なボリュームだな~。でも大丈夫!無きゃないで何かで代用!

じゃ、本当に始めますね。とりあえずギター用のシールドケーブルを1本作ってみますから。材料は今回はこんな感じでやってみます。

ケーブル:MOGAMI 2524(任意の長さ)オヤイデ売価¥168-/m
プラグ(1/4”モノフォンプラグ):P-275M(ストレート型)両端2個
仕上げを良くするために熱収縮チューブもかけときます。:スミチューブF(Z)φ8mmを3cmほど×2
ハンダ:ケスター44。これギターに評判良いやつなんで一応。
That’s It!







先ずはケーブルの外装シース剥き。今回は大体13mmくらいのところがベストなのでハサミを使ってケーブルを回しつつ優しく、シールドまで切っちゃわないようにぃ、両手で加減しつつぅ、、、はい出来ました!

そしたら露出したシールドをよけつつコヨリのように撚ってゆきます。そしてうっすらした半導体層をうっすら切り離します。

出来ましたらお次は絶縁体を切り離します。
ほらこんな感じ。

続いてシールドと導体に予備ハンダ。そしてシールド部を7mm程カット、からのぉ収縮チューブ、セット。

収縮チューブをライターとかヒートガンで収縮! そしてプラグキャップを通します。(これ忘れる人いるので要注意!)

プラグ本体を固定して、ラグ端子を拡げて作業しやすいようにしとくと良いでしょう。で、ケーブルを固定してハンダをしやすい位置に。そして予備ハンダ。ちょこっと本体にハンダを付けます。

イザ!
1.シールドのハンダ付け 2.導体のハンダ付け(やりやすいようにラグ端子を下に曲げてもよし!あとで戻すこと!)
(ハンダは十分に溶かし且つ素早く!)ケスター44は溶けやすいけど固まるまで若干タイムラグがあるのできっちり押さえた状態で!

なるだけササッとハンダを終えましてぇ、冷めたらラグ端子をカシメます。
そしてプラグのカバーを締めたら~、完成!

ま、今回は簡単なケーブルとプラグを使用したのでわりかしチョチョイと出来ちゃいましたね。備えあれば憂いなしとはよく言ったものでこうして作業環境を整えるだけで、誰もが作業し易くなる訳です。

兎に角、ハンダ付けなんて~のは作業環境と慣れでどうにかなります。器用とか不器用とか多分そういうんじゃないので心配無用!

オーディオマニアの皆様、楽器・機材を扱う皆様の嗜みのひとつとして、このスキル、持ってても良いんじゃありませんか?!

かく云う私も好きが高じてこうしてケーブル(オーディオアクセサリー)を売っている訳なのです!

ここまで来てそれを言っちゃあお終めぇよ、といわれそうですが、詳しくはコチラ。オヤイデ電気の
も相当参考になるんで!
CHAO!

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