もう2月なんですか?
そんなことより最近寒すぎませんか?
コタツから出たくない日々を過ごす本多です。
こう寒いと何でもカチカチになりがちです。
オヤイデのケーブルといえば二言目ぐらいに「硬い」と言い張る方がたくさんいらっしゃいますが、硬いのにも理由があるんですよ…
構造上、太くなればなるほど、本数が多くなればなるほど硬くなっていくのが電線の性ってもんです。
それでもやっぱり硬いと使いづらいよね…それも大いにわかりますとも。
「柔らかい電線が欲しいんですが…」は、オヤイデ電気で働いていて耳にするワードの中でもトップ10に入るんじゃないでしょうか(個人調べ)
そんな時、何をお客様にご案内するのか。
ビニール電線ですか?
ノンノン、勿論シリコン電線ですよ!
という訳で、本日はシリコン電線のお話です。
合成樹脂被覆シリーズ最後のお題目はシリコン樹脂です。いつシリーズしたのかとか野暮なことは言ってはいけません。
さて、シリコンといえば何を思い浮かべるでしょうか?
中学生男子の妄想はさておき、柔らかくて弾性がある素材を想像できると思います。
身近なものですと、シリコーンゴムとしては様々な場所のゴムパッキンやボールペンなどの滑り止めとして使われていたり、台所用品なんかでスクレーパーなどのヘラやターナー(フライ返し)、ボウルなどに使われているのを見かけます。
シリコンといえば耐熱性、耐寒性、耐候性、電気特性、撥水性、離型性などの多くの特性がある素材です。
電線の被覆としてのシリコンは、耐熱性、耐寒性、そして柔軟性に優れた品として機器の内部配線に重宝されている品です。
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シリコン電線といえばオヤイデ電気!
先ずは弊社の稼ぎ頭を紹介します。
・RSCB 柔軟性シリコンコード
裸軟銅線にシリコーンゴムを押し出し被覆した銅線です。
-60℃~180℃という幅広い耐熱・耐寒性能を持っています。
そして何よりも柔らかいんです!ビニール電線なんか目じゃないくらいフニャフニャ!
シリコン電線を使うメリットはコレに尽きます。
実は柔らかさの秘密は被覆だけではありません。0.05mmや0.08mmといった極細の銅線を何十本も束ねてあることで、より柔軟な電線へと仕上がっているのです。
RSCBは、0.1sq/0.2sq/0.5sq/0.75sq/1.25sq/2.5sq/3.5sq/5.5sq/8.0sq/と、9サイズで展開しています。
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8.0sq以外のサイズ比較 |
また、0.1sq~0.75sqまでは黒/赤/黃/緑/青/白の6色、1.25sq~5.5sqは黒/赤/青/白の4色、8.0sqは緑のみで在庫しており、細径であれば色数も多く選びやすいのもポイントですね。
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0.1sq~0.75sqまでの色ラインナップ |
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1.25sq~5.5sqまでのラインナップ |
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RSCB 8.0sqは緑のみです |
全てを1mから切り売り販売してますので、柔らかい電線が少しだけ欲しいそこのあなた!
オヤイデ電気にならあります!
お買い求めはこちらから~
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さて、実はシリコン電線には亜種も存在しており、その辺も簡単に紹介しておきましょう。
・RSU
スズメッキ軟銅線にシリコンゴムを押出し被覆した電線で、耐寒性・耐熱性・柔軟性・難燃性に優れた電線です。
ちょっとファットなシリコン電線、RSUシリーズ。
こちらは30kV耐圧という恐ろしく高い耐圧値を持つ電線です。
もちろん、シリコンなので太いですが柔らかく、取り回しも良好。
AWG22 30kV / AWG16 30kV / AWG14 30kVの3種類を在庫しています。
こちらも1mから切り売り可です。
・UL3239
先に出てきたRSUの強化版的立ち位置のUL・CSA規格認定品です。
こちらも耐圧は10kV以上と耐圧値が高めです。
UL3239F AWG22 10kV / UL3239G AWG22 20kV / UL3239G AWG14 20kV の3種類に加え、弊社オリジナルでAWG22 50kV耐圧という極太耐圧ケーブルもございます。
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芯線に対するシリコン被覆の厚さがすごい… |
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最後にシリコン電線のデメリットになると思われる部分も隠さず紹介!
それはめちゃくちゃホコリが付きやすい、ということ。
静電気が起こりやすく、電線を切っているときに触るとたまにバチッと来る事があります。(私の体質のせいなのか、季節柄なのか…)
静電除去剤やエタノールなんかで拭いてあげると綺麗にしやすいです。
まぁ内部配線なんでそんなに気にならない部分でしょうが、クリーニングの際等の参考までに。
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やっぱりRSCBしか勝たん。
それではまた次回、
本多でした。
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