こう寒いと家に引き籠って作業に勤しみたくなるものです
本日はエフェクターを愛するバンドマンの皆様に向けて、僕が家に籠ってせっせと作ったDCケーブルをご紹介致します!!
とりあえずこちらをご覧ください
せっせと作りました、DCケーブル達です。
今回はお店にある配線材の中から、
HW-18 / UL1430-18 / HPC-28-4U / PCOCC-A 9mm単線(※こちらは完売品です)
を使ってDCケーブルを作りました。
ツイストして結線するだけです、とても簡単!シールド線と違って普通に結線しても問題無いのがこの作り方の強みですねー(エフェクターは基本センターマイナスですので弊社のAC/DCケーブル等で作る際は注意が必要です)
さてさて一本一本の特徴を述べて行こうかと考えていたのですが、それじゃブログ的に面白くないなーと思いまして...
「総当り!このエフェクターに合うのはどれだっ!!?」
ってのを企画しました!
歪系(オーバードライブ/ディスト―ション/ファズ)・空間系・モジュレーション系・その他
の、大まかに4つに分けた種類ごとに、それぞれに合うDCケーブルがどれなのかを聴き比べて、僕の独断(と偏見?)でランク付けした上位3種を紹介していきます!
と、その前に比較条件を紹介しておきますと、
Jazzmaster |
各種エフェクター |
OrangeのMicro Crush |
となりまして、電源供給用にVoodooLab PedalPower2+を使用しました。
Micro CrushもDC電源供給ができるアンプなのでPedalPowerで一緒に電源をとっちゃいます。
お家用のちっこいアンプですが、意外とパワフルな音が鳴ります。
PedalPowerの電源ケーブルにはL/i 50 OFCを使いました。
先ずはギタリストやベーシストには無くてはならない歪系から駆け足で参りますよ~
(クリーン主義?知らない子ですね...)
オーバードライブ/使用エフェクター:HOT CAKE
3位 Bx-s(錫メッキ銅線)
ディスト―ション/使用エフェクター:Anodized Brown Distortion
ファズ/使用エフェクター:Hyperion
歪み系全体を通して言える事はPCOCC-Aの押し出し感やハイ・ローの出方がやはり気持ち良く感じられたということでしょうか。
OFCの元気な音やスズメッキ線の中域の出方も歪みには良く合うと思いました。
タナフロン等のフッ素系被覆の線は、音が若干硬くなるのですが(主に低域が)引き締まります。
レンジがやや狭くなる感じもするのですが抜けは悪くない印象でした。
続きましてはこちらも無くてはならないという方は多いんじゃないでしょうか?
ディレイ等の空間系です!
PCOCCの、レンジの広さ・高域の抜けの良さ・残響音のクリーンさが個人的にダントツの1番でした。(これがPCOCC-Aだと若干うるさく感じてしまうんです。特に残響音の低域部分が)
こちらでもスズメッキ線のパリッと元気な音が良い感じにマッチしていたように感じます。
フッ素線の硬質な音もデジタルディレイの残響音の抜けをさらに良くしてくれる印象でした。
お次はコーラスなどの所謂揺れ物、モジュレーション系!
使用エフェクター:SMALL CLONE(コーラス)
3位 UL1015
モジュレーション系は好みがそれぞれあると思うんですよ、すごくえぐいかけ方の方が好きって人もいるでしょうし...今回は普通のエフェクトととして使用する事を前提に行いました。
HPC-28-4Uはヘッドホンケーブル等のリケーブル用線材なんですが、「PCOCC-Aだし良い音するんじゃね?」ってことで試しに作ってみたんですが、見た目の華奢な感じとは裏腹にしっかりとPCOCC-Aの特徴が出てきます。細い分低域はHW-18と同じ位の出方なので空間系やモジュレーション系で威力を発揮してくれます。なによりケーブルとして見た目がグッドだと思います(笑
UL1015はごっそり高域と中域を削っていくんですが、意外とこのコーラスにはあっていました(笑
最後にワウペダルとかにも使ってみました。結果はー
使用エフェクター:BUDDA WAH
中域の押し出し感がある線がワウには会う気がしまして...(正直僕Wahは専門外なんですとか言えない...)
元気な感じの音が出る線が合うと思いましたっ!!
以上の通りです!
流石に比べる数が数なのでくたびれました...(なんでこんなに作ってしまったのか...)
いやーやっぱり強いですPCOCC-A!!
エフェクターに使ってもこの線材の特徴がいかんなく発揮されていました!
歪系に使って是非とも気持ちのいい音を鳴らして頂きたいですね~
空間系・モジュレーション共にPCOCCが優秀でした。
広がりのある高域の澄んだ音がたまらなく良いです。
個人的にBx-sがいい感じの音になったのが驚きでした。本来はエフェクター等の内部配線にも使われる線材です。
「スズメッキと架橋ポリの組み合わせは意外と良いんだよー」とはうちのボスのお言葉です。
こちらは10色とカラーバリエーションも豊富で、個性的なボードや足元を演出したい方にオススメしたい線材です!
色々な線の色々な特徴を聴き比べて思ったのが、これらの特徴はアンプやエフェクター本体のイコライジングと合わせて積極的に音作りに活かしていけるモノだということでした。
足りない部分を補ったり、余分な部分をカットするのに、イコライザーだけじゃなく線材の特徴も活用できるというわけです。
これからはDCケーブルも、パッチケーブル等と同じく音作りの要素として大事なもの、と考えていきたいですね。
今回紹介させて頂いた線材は全て秋葉原のお店で取り扱っています。
使用しているマル信さんのDCプラグにつきましては色々なお店で販売していると思うんですが、僕が確認した限りでは秋月さんが一番安くてお買い得だと思いますよ!!
オヤイデ製のDCプラグはもちろん店舗でもオンラインからでもご購入頂けます!
この記事を見てDCケーブルの自作に興味をもたれた方がいらっしゃいましたら、是非是非色んな線材でチャレンジしてみてほしいです!
そして良い組み合わせなんかがありましたら教えて下さい(笑
次回もまた懲りずにエフェクター関連(電源周り)の記事を書く予定ですので、また是非見て頂けるように気合入れてネタを仕込んでおきます!
それではまた、
本多でしたー
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