2015年1月12日月曜日

オヤイデ式ケーブル道 ~ハンダの力 Part.2~

 他の先輩スタッフが申し上げましたが私からもご挨拶させて頂きます。
明けましておめでとうございます。本年度もオヤイデスタッフブログと、私本多のケーブル道シリーズを宜しくお願いいたします!



去年末は人生初のCDJ(Count Down Japan)に参加して来ました!



初参加にして28日から31日まで4日通しでの参加です(笑
ここ数年夏フェス等に参加していなかったので久々のお祭りの空気を十二分に堪能させて頂きました!
その様子はオヤイデスタッフの日常というツイッターのアカウント(OYAIDE_DENKI)でご覧いただけます。こちらのアカウントで僕の日々の自作風景も載せていこうかと計画中ですので、よろしければご覧下さい!



それにしてもCDJは熱かったです!
好きなアーティストさんから気になっていたアーティストさんまでまんべんなくステージを観ることができました。
大きなステージの巨大な音響から出力されるダイナミックな音楽を全身で感じることができる気持ち良さが、ああいったフェスの醍醐味の一つなのではないでしょうか?






しかしながら今の時代、気持ちの良い音楽は自由に持ち歩けるものです!

私、個人的にロックを愛する方々にオススメしたいケーブルがございます!

それがこちら

SK-10

去年末から店舗限定で販売をスタートした[SK pota labo]のSK-10です!

金パラ仕様のP-3.5 APを採用したMMCX対応のケーブルです。
正直に言いますと味付け色付けは濃い目です。しかしそれが良い!
中低域は厚く、音の輪郭は太く、金物の音は華やかに、そして奥行のある音像が見えてきます。
お気に入りのロックミュージックが更にカッコ良く、気持ちよく聴けること間違いなしです!

こちらは秋葉原の店舗にて試聴も可能ですので、お越しの際は是非是非試してみてください!


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 さてさて今回は…前回に引き続きケーブルを結線する際に使うハンダでどれほど音が変わるのか?という内容でお届けいたします!

更に4種類のハンダを加えての検証を行いました!追加したのはこちら

・SN100C(010)

SN100C(040)

SR-4N

SR-4N Cu

前回同様、UL1430-18のツイストバージョンを用いてDCケーブルを作り、そのケーブルを使用したエフェクターの音がどう変化するのかを確認してみました。


(手前の一本は比較用のKester Ver.のケーブルです)

使用したエフェクターはLeqtiqueさんのCLHD。セッテッティングは写真の通りです。クランチ程度の歪を作っています。


見惚れるほど美しいエフェクターです…
また、いつも使っているJAZZMASTERの調子が悪かったので、手持ちの別ギター・Fender PRODIGYを使用しました。
フロント・センター・リア(ハム)を切り替えながら聞き比べました。



先に書いておきますと、前回のようなホットとコールドのハンダの組み合わせはまだ試していません、というか試しきれていないのです。何分種類が増えると組み合わせ方も増えますし、その分作る本数も凄いことになります…
まぁ前回の結果から予想が立てられるので、気になる組み合わせはそのうち作って試してみようと考えています。



 それでは参りましょう!



SN100C(010)
その名の通り、錫(Sn)入りの鉛フリーハンダです。銅も入っています。
DCケーブルに使ってみた触感なのですが、kester程ではありませんがミッドがしっかりと出てくる印象がありました。
kester Ver.と比べてみると音の重心は下の方にあるようですが、それでいてすっきりと抜けてくる印象がありました。
歪には勿論、色々なエフェクターに合わせられそうです。

SN100C(040)
こちらは更にニッケルとゲルマニウム、ヤニが入ったハンダです。
高域が(010)よりも抜けてくる印象です、ニッケルの効果なんでしょうか。その他は(010)と同じ特徴を持っています。
ハイが抜けてくるからといって変に明るくなるわけではなく、オンラインのページにもあるようにクールな印象を受けました。
比較的フラットな味付けができるハンダなんじゃないかと思います。

SR-4N
こちらは銀と錫を主とする無鉛ハンダです。
この組み合わせにピンとくる方もいらっしゃるかもしれませんが、前回の記事で試したkester44とSS-47の組み合わせと似た感じの音傾向でした。ハイもミッドもしっかりと前に出てきてくれるのでクランチなどの軽い歪や空間系に良く合いそうです。

SR-4N Cu
SR-4Nに銅(Cu)を加えたものです。
それにより音の角が取れ丸くなり、低域の厚みが増した様に感じました。よって、こちらも比較的フラットな味付けのできるハンダと言えるのでは、と思います。


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 今回は以上のような結果となりました。

全て鉛フリーのハンダだったのですが、全体的に雑味が少なくスッキリとした印象を持ちました。これはそういうことなのかなーと考えています。

取り扱っているハンダはあと数種類ありますので、そちらについても実際にケーブルを作って聞き比べてみる予定です。






このハンダの組み合わせですがラインケーブルでもただ今実験中でございます。

そちらは続報にご期待下さい!(笑



それでは繰り返しますが、本年度もよろしくお願いいたします。



本多でしたー

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