2024年2月24日土曜日

導通させたい金属に、はんだが付かない時の裏ワザ!

 こんにちは!
金木です!


ちょっと怖い話です。
この前USB MicroBプラグを、はんだ付けしていまして、こちらの記事の作り方を参考にしていたんです。


【DIY講座】『USBケーブル』を自作する!≪USB-MicroBタイプ編≫



事件が起こったのはこちらの工程。



シャーシグランドにシールド線をはんだ付けするために、矢印の先に予備ハンダを付けようとしました。
しかし、はんだが全く付かないんです!


本来なら、このように綺麗に、はんだが付くはずなのですが……。


全然はんだが付かないので、苦戦しているうちに樹脂を溶かしてしまったので、面積の広い部分を使って、はんだが本当につかないのか検証してみる事にしました。


結果がこちら。
フラックスを使用しても、長時間はんだこてを当てても全く付かず、金属の形が変わるまでヤスリで削って漸くちょっとだけ付きました。

実際にシャーシグランドに、はんだ付けする箇所をヤスリで削るのはかなり大変です……。


今回は、そんな絶望的な状況をひっくり返す裏ワザのご紹介です!


⇩使用するのはこちら⇩

導電性銅箔テープ CUT8-2S


導通性の粘着剤を使用した銅箔テープです。
ケーブルハーネスおよびコネクタ端末のグラウンディング、シールディングなどの末端処理等にご利用頂けます。

1巻税込374円


繰り返しになってしまいますが、粘着剤も導通するため貼り付けた金属と銅箔が導通します。
そして、銅箔面には、はんだを付ける事ができます!!

そうです!USB MicroBプラグのシャーシグランドに張り付ければ、はんだ付けができるんです!!



という事で3~4mmほどCUT8-2Sを使用します。



最初のUSB MicroBプラグは溶かしてしまったので、新たに用意しました。
シャーシグランド部分にカットしたCUT8-2Sを貼ります。
つまようじ等を使用すると、綺麗に密着させる事ができます。



CUT8-2Sが長いと、ジャックに差すときに干渉してしまうので、樹脂と同じくらいの所で切ります。



これで簡単に、はんだが付くようになります!



ドレーン線とショートしないように絶縁してから、CUT8-2Sにはんだ付けします。



はんだが付かなかったシャーシグランドにドレーン線を導通させる事ができました!
ついでに、USB MicroBプラグのシャーシグランドは、はんだ付けする箇所がかなり小さくて難しいので、こちらの方法ではんだ付けすると難易度が下がります。


導電性銅箔テープは他にも8mm13mm25mm50mmB5A4とサイズの種類もございますので、使用する面積に合わせてご利用下さい。


以上!
金木でした!

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皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。



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