コスパに優れたフォンプラグ、登場!
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| REAN(リアン) / NYS224 ¥396(税込) 【商品ページはこちらから】 |
REAN(リアン)とは?
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| REAN公式ホームページ https://www.rean-connectors.jp/ |
REANはプロフェッショナル向けオーディオ・ビデオ用コネクターの世界的なリーディングサプライヤーであるノイトリックグループが包括的な製品群を持つミドルレンジのグローバルブランド。優れたコストパフォーマンス、堅牢な設計、信頼性の高い機能性がREANの強みです。ノイトリックで長年培ったノウハウと最新の生産設備を用い優れた製品を世界中にご提供致します。REANの製品群はコスト重視のアプリケーションに最適なソリューションです。
(REAN公式HP引用)
NYS224の特徴
NYS224最大の特徴は、なんといっても価格!
プラグ関係は価格高騰が激しく、最も有名な某S社はコロナ禍以前に比べて2~3倍の価格となっています。
弊社オリジナルプラグは日本製という恩恵もあり、品質は保持したまま、海外製に比べて価格高騰を抑えることに成功しています。それでも銅建値やメッキ液の影響は大きく、なかなか厳しい情勢が続いております。
もちろん「安かろう悪かろう」だったら意味が無いわけですが、NYS224は某S社と比べても顕著ない造りだと評価できます。
その理由については後述していきますので、一緒に仕様を確認していきましょう。
●重量
P-275Mと比べて約4g軽くなっています。カバーはどちらも約11gだったので、プラグ本体が軽いようです。これは使用している金属の量や構造に依存しており、音質や耐久面にも影響します。
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| REAN / NYS224:19.20g |
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| OYAIDE / P-275M:23.32g |
安物フォンプラグは「TIP折れ」という、プラグ先端のくびれた部分が折れてしまう現象が多発します。※TIP部分に強い衝撃を加えたり、挿抜を繰り返した結果、TIP部分と軸の接合部分に負担が蓄積することでTIP折れが発生します。
NYS224は耐久性を担保するためにTIP軸に「スチール」を採用しています。
●カバー穴径
ケーブル径は最大7.6mmまで対応しているのでEcstasy Cableにも使えます。
画像はTIP部分を折ろうと試みた状態で、本気で負荷を与えてもこれが限界でした。
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| TIPの隙間からスチール棒が見えます。 スチールは導電性が低く、磁性を持っているため、ピュアオーディオ界隈では好まれない傾向にありますが、 細かいことを気にしない人にとってはメリットしかありません。 |
●TIP形状
ケーブルオタク界隈で毎度注目されるのは「TIP形状」です。
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| NYS224のTIP形状 |
フォンプラグにはJISやEIA/IECといった色んな規格が存在しますが、双方の規格は綺麗に勘合しないことが問題視されています。こういった背景からあらゆるTIP形状に対応させるべくメーカー独自のTIP形状が多く存在しており、これが逆に勘合問題を促進させる引き金となっております。
基本的に互換性はあるので問題ないように見えますが、接点が少なすぎるとガリの出やすさなどに影響を与えている場合もあるので注意が必要です。
| Switchcraftジャック 勘合具合:◎ |
| マル信(JIS規格)ジャック 勘合具合:◎ |
| PureToneJack 勘合具合:〇 |
●ラグ端子
安物プラグはラグ端子周りもコストカットされる傾向があり、熱で変形しやすかったり、圧入精度が低い場合も散見されます。NYS224は金属のリベットでしっかりと圧入しており、カシメ端子もスチール製で非常に頑丈です。ハンダ付けの熱で樹脂が溶けることもなく、品質は良好です。
またリベットの回転防止のために樹脂成型形状も工夫されていました。ハンダの熱で勘合が多少甘くなってもTIPが回転しないよう細かな配慮も施されています。
| 結構見落としがちな部分です。 |
| ”カシメ折れ”もありがちなトラブルです。 スチール製なので非常に頑丈です。 |
●カバー穴径
ケーブル径は最大7.6mmまで対応しているのでEcstasy Cableにも使えます。
一般的なシールドケーブル径(6.0mm)であれば収縮チューブを取り付けてピッタリな寸法です。
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| Ecstasy Cable(外径7.0mm)を取り付けてみました。 少し隙間があるので、カシメでしっかりと固定させましょう。 |
総評
とにかく安く、でも頑丈なシールドを作りたいならアリ!
ケーブルを自作するにも部材が高くなってきていて、気軽に自作できないケースが増えてますよね。そんな時に頼れるフォンプラグかと思います。
音質目線で観察すると、価格相応かな?といった印象です。
各所で使用されている『スチール』は磁性を持っているため、非磁性のフォンプラグに比べると音が歪みやすい傾向にあります。このプラグを使用するということは費用対効果を求める方が多いと思われますので、音質よりも使用感の部分でご満足いただけるのではないでしょうか。
ぜひお試しください!
以上、原田でした。







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